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首里散歩 Vol.139 寄り添い 2022年7月11日

眩しい太陽に照りつけられながら、冷房で冷えていた身体の芯まで、陽の温かさが届くのを感じています。

先週、ロンドンに住む姉や東京に住む妹も集合して、海の見える実家で父を看取りました。
その際、医療者や介護関連の方々や、その後の様々な手続きで、沖縄らしい温かさに何度も力をもらいました。
今、思い出すのは、実家に戻ってきた時の父の笑顔や、話しかけた時に嬉しそうに反応する父の様子で、私たち家族が心穏やかに見届けられるように支えてくださった、皆さんのお人柄に魅了され、感謝を感じながら、父を送ることができました。

いつもの公園は、去年から大掛かりな工事をしていて、よく人の集まっていた海の見える広場は柵に囲まれて、今は入れなくなっています。
便利な施設ができるのかもしれません。

今は入れなくなったその広場で、両親と息子の木登りを見守った時の情景が思い出され、あの広場でお馴染みだった猫たちにも報告したくなり、海辺の道を進んで行きましたが、なかなか出会うことができず、諦めかけたその時。
海辺の道から少し入ったところにある茂みの中に、猫の尻尾を見つけました!

「逃げられてしまうかなぁ」と思いのながらそっと近づくと、あちらの方からゴロニャオと何度も声をかけてもらい、近くにいるだけで喉を鳴らし、喜んでくれながら、しばらく一緒に過ごしました。

さらに見上げると、先ほどから視線を感じていたその先に、ふくよかな鳥が留まっていて、近づいても全く気にする様子もなく、まるで話を聞くよと言わんばかりに、しばらく一緒に過ごしてくれました。

馴染みの子でもなかったのに、穏やかにそっと寄り添ってくれて、その優しい連鎖に助けられ、その連鎖が広がっていくのを感じて、これからは私もその中に入って、呼応し続けていきたいと感じています。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子