とうとう夏本番を迎えた沖縄です!
燦々と降り注ぐ太陽の光に誘い出されて、
今日も、普段訪れない、自然が溢れ出ている場所を目指して、車を走らせます。
暑い日差しと、鬱蒼と茂った樹々の湿度を、交互に楽しみながら、
印象に残る花に近づいたり、空を見上げたりしながら、歩みを進めていきます。
ツルが絡まりながら、何層にも樹々が交差している茂みは、
沖縄では至るところで見られますが、
精霊でも出てきそうな気がして、
沖縄の気候が作り出した手つかずの自然に、とても惹かれるのです。
人の気配のしない自然に囲まれると、
癒されると同時に、少し怖く感じて、
人の溢れる街に戻りたくなっていたことがあったなぁと、思い出しました。
車のいない小道を選んで進みながら、
昨日のことのようにも思えるその感覚は、
まるで自分の感じたことではなかったような、
そんな気さえしてきます。
小道を抜けた先には、地平線の感じられる土地と、
夕方を過ぎても、限りない青空が広がっていました!
そして、すっかり太陽の力が弱まった浜辺で、広がる水平線を眺めました。
沖縄では、人の温かさに触れることが多く、気持ちの距離はとても近い気がするのですが、
目にする景色には、地球規模の距離 The Global Distance を感じられて、
いつの間にか、実際の距離が気にならなくなりました。
遠く離れている友達、家族、そして近くにいても会えない友達を思いながら、
また明日から始まる一週間に、力をもらいました。
ライター
首里石鹸 白鳥恵子