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首里散歩vol.148「沖縄そばで感じるしあわせ。」2022年9月14日

沖縄にはずっと僕の心を鷲掴みにして離さない食べ物があります。
それは「沖縄そば」。

沖縄に移住して8年、気づいたらそばじょーぐーになっていました。
地域やお店によって特徴がさまざま。そこに興味を掻き立てられるのです。

麺の形状や出汁の種類。そして上に乗せる具ひとつひとつ。
葱の切り方や厚さ。針生姜か紅生姜か、などなど。
ひとつひとつの特徴を楽しむのが大好きです。

おそばだけでなくセットをおすすめしているお店もあります。
基本はじゅーしーという沖縄の炊き込みご飯ですが、他のご飯を出しているお店も。

おそばのだしとの相性を、交互にいただきながら確かめてみます。じゅーしーの場合は、おそばのだしを使って炊くことが多いため、基本的には合います。しかし、他のご飯の場合はお店のセンスに委ねることとなります委ねることで得られる「気づき」。最高の相性に出会えた時は、顔が綻んでしまいます。

小鉢も沖縄料理や沖縄食材を使った料理の事が多いです。こちらとご飯の相性は?おそばとの相性は?日本人的な「三角食べ」を楽しむ。とても有意義な時間です。

口から感じる味だけでなく、目から入る味も沖縄そば屋さんを楽しむ要素。お店の雰囲気は、料理の味とともに提供していただくワクワクになります。

例えば、まるで実家に帰ってきたかのような気分になるお店。県外出身の僕にとって、とても居心地の良い場所になります。

来てくれたお客さんを楽しませるための仕掛けもまた、味わいたいものです。例えば注文したい時に、三線を奏でるお店があります。そこではお店で響き渡る三線の音色と一緒に、他のお客さんのワクワクを聞くことができます。

子どもたちは初めて見る楽器を、我先に手にとって触ってみたい。親はその様子を写真におさめたい。三線ひとつで盛り上がる家族のコミュニケーション。そんな時間は、近くの席にいる私にも幸せを感じさせてくれます。

たくさんの「幸せのおすそ分け」をいただき、僕も活力が湧いてくる。
沖縄そばさんにはそんな不思議な魅力があります。
明日はどこか、食べに行こうかな。

首里石鹸ライター
須藤 大治郎

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