幼い頃から何度か転校したり、仕事でもいくつかの異業種に挑戦したり、技術を学ぶために学校に通ったり、結婚してからも沖縄に移住したりと、様々な新天地を経験してきた私ですが、その様々な環境で、不思議と引き寄せられたご縁を感じる人が次々と現れて、時を超えてお付き合いは続いています。
その人数の多さと、バラエティに富んだ年代や立場やキャラクターに、そんな出逢いに溢れていることを、嬉しく思います。
そして、ただの世間話から存在がグッと近くなったきっかけや、その時の自分の変化の記憶、そしてじわじわと、その人の味わいが深まっていくのを感じてきた経緯にも、ずっと支えられています。
短い会話でもその奥にあった深い意味まで理解できたり、変わっているそのままの自分をむしろ面白がれたり、自分だけの感覚を不意に共感し合えたり、度々偶然会ってしまったり。
そんなことが続いていくほど、力強い連帯感を感じ、それでも依存せずに自立した感覚で敬意を表したくなる、そんな感覚は、まるで何かのプロジェクトに一緒に取り組んでいるチームメイトみたいな気がしてくるのです。
少し前に、お世話になっていた間、何かと琴線に触れる素敵な瞬間をくれていた在宅医療の看護師さんが、ふと「沖縄の子って、どうしてフンフンフンフン言うんですかね、可愛くてしょうがない!」と話してきた時にも、沖縄の大きな魅力の子ども達、しかも地元の生活で気づく、あの可愛さを語れることに、とても心震えました!
以前、空手道場で、友達に「英語でいう、話の間に入れる”Well…”みたいな感じの意味かな」と教えてもらいましたが、子ども達に「フン、あのさ〜、フン、学校でさ〜、フン、リレーやったわけよ〜」などと話しかけられる度に、可愛さに崩れ落ちていました。
そんな瞬間を思い出しながら、それぞれの色を放つ無数のチームが、次々と色々な場面で背中を押してくれる。今日も感謝の気持ちで、また歩みを進めていきます!
ライター
首里石鹸 白鳥恵子