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首里散歩 Vol.196 最近のわたし 2023年4月29日

最近は、時期も時期なので、職場で新入社員に仕事を教える毎日が続いている。

そんなわたしは昔から、誰かに何かを教える、ということが苦手。
勉強はできない方だったので、勉強を教えるという立場になったことはないけれど…。初めてガッツリ何かを教える経験をしたのは、高校を卒業して社会人になってから。ある程度の年月が経つと、当たり前に“ 後輩 ”という存在ができる。

人に何かを教えると、自分自身も教えてるうちに気付きが増えて成長する。そんなふうに言われることは多い。だから、教わる子のためにも、教える自分のためにもなる。
もちろん、それはそうだと納得できる。

だけど、やっぱり苦手なものは苦手。
その理由として、教えることの順番、何を教えて、何は教えなくてもいい、それを頭の中で整理整頓できないので、伝えたいことがごちゃ混ぜになって、うまく教えられない。そしてあともう一つは、注意ができないこと。理由はとても簡単で、嫌われたくない!ただそれだけ。

思えば昔から、教育係になった時や、新人さんが入って何かを伝えるとき、好かれよう好かれようと必死だったなぁと。

でも今現在、自分がそんな気持ちに追い詰められているかというと、全くそんなことはなくて。
やっぱり何事も経験がわたし自身を成長させてくれるんだ。今まで何十人と、いろんなことを教えてきたことで、相手の反応だったり、それを感じての自分の気持ちだったりと、” 相手の気持ちと自分の気持ち ”、その視点の往復をしていく回数が増えれば増えるほど、弱かった自分も免疫がついて強く成長するのだと感じる。

ちょっとのことじゃへこたれない!

と、とても真面目に考えてはみたけれど、年齢がひと周りも違う子ばかりで、歳の離れた妹という感覚も飛び越え、もはや娘の成長を見守る親目線に立ってしまっているこの頃。

後輩の成長も喜びつつ、わたしもまだまだ成長し続けなければと思いながら日々を過ごす。

ライター
首里石鹸 玉城悠以奈