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首里散歩Vol.13 樹々の息吹き

先日は近づくと言われていた台風が熱帯低気圧に変わり、雨がちな沖縄です。
そんな中、近くのコンベンションセンターで、去年引退した
安室奈美恵さんへの想いを形にしたオキナワプロジェクトの花火がありました。
まだ雨上がりの草花の香りが漂う芝生に敷物を敷いて、家族三人で、
頭上に広がるダイナミックな彩りに、それぞれの想いを乗せて鑑賞しました。

先日、主人と共通のお知り合いと話す機会があり、
主人の仕事ぶりを褒めてくださった最後に、
「すごく優しい人」とのお言葉をいただいてしまい、少々驚きました。
かなりシャイで、なかなか外で懐を見せない主人を
そんな風に言ってくださることが意外でしたが、あまり社交的ではない主人が、
沖縄でビーチサッカーを始めてから、小麦色に日焼けして息を吹き返したように
活き活きとし始めたことを、昨日のことのように思い出しました。
今は、息子もビーチサッカーを習い、浜辺の似合う親子になりました。

そして、主人は会社を辞めて、独立し、自宅で一緒に過ごす時間が長くなり、
仕事に取られる時間も相変わらず長いですが、気づいたら子育ても料理も遊びも、
とても身近な位置で一緒に体験するパートナーになっていました。

以前、東京で感じていた孤独な子育てから考えると、力強く息吹く樹々のように、
人が繋がっていく場所、そんな風に感じています。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子