モノレール通勤を始めて早くも1年半。
モノレール駅までの道のりを、夜の遅い時間は足早に帰宅しますが、
まだ日のある時間はアンテナをたてて
心動く何かがないかと探し歩いています 。
美しく咲いた花、毎日変わる空、
虫取りに向かう子供、お家からもれる夕ご飯の香り、等々
通勤路にある芝生豊かな小さな公園では、ストーリー性のある
光景を見ることができます。
今まで見た中で一番のお気に入りは、
明るめの夕焼け空、少女と子犬が追いかけっこをしていて
先を走る少女が両腕を広げてしゃがみ、
弾むように走る子犬がその開かれた両腕に飛び込み、
そのまま尻もちをついてじゃれて、また遊びが再開。
まるでドラマのワンシーンのような光景にすごく癒されました。
毎日変わりゆく景色、その日にしか見られないストーリー、
それを楽しむのが日課となっています。
沖縄は本土に比べるとちょっとシーズンが早く、
6月ごろに元気に咲いていたひまわり。
とっても背が高い2メートル以上のひまわりが何本も生き生きと咲いていました。
8月に通りかかるとそのひまわりは未だ丈夫な茎を伸ばし、
頭にハトを乗せていました。
「なんでよ!」と思いながら近づいて写真を撮るも、
まったく逃げようとしないハトにまた「なんでよ!」と心の中で突っ込みを入れ、
写真を見返してはくすりと笑っています。
ライター
首里石鹸 田中里歩