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首里散歩Vol.15 歴史を物語る緑

日差しはまだまだ強いですが、朝夕の風が急に肌寒く感じる季節となりました。
夏の終わりから台風や低気圧に見舞われる沖縄は、至るところで南国の花々が咲き乱れ、
緑も勢いを増す印象があります。

今日は同じ市内の小学校の読み聞かせイベントに見学に行ってきました。
息子が通う小学校はまだ新設6年目で、校舎も校庭も新しく、
手探りで学校の雰囲気を作っているような印象がありますが、
今回お邪魔したのはとても歴史の古い小学校で、校門をくぐってすぐに、
樹々が生い茂る雰囲気に圧倒され、息を呑みました。

父母のボランティアはなかなか盛り上げるのは難しい側面もあるのですが、
授業時間を使って、先生方も父母と一緒になっての愛ある読み聞かせに、
見学した二人とも感動でしばらく言葉が出ませんでした。

古い校舎ですが、カラフルに飾り付けのされた教室や廊下。
ずっと培ってきた子供達への想いが至るところから畳み掛けてきたように感じました。

沖縄というと海を思い浮かべがちですが、実際に住んでみると、
本島の中央は山となっていて、ちょっとした移動でも
手付かずの自然を楽しむことができます。

今日は息子の9歳の誕生日です。
まだ柔らかい青葉のような樹木ですが、この沖縄で根と枝を張り巡らせて
育っていってくれることを願っています。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子