“ 1年間 ”の過ぎていく速度が早くなっているような気がする。
「年齢を重ねていくと、どんどん1年なんてあっという間に感じるのよ!」と、よく耳にするが本当なんだなぁ。
テレビで有名人が言っていたり、親が言っていたり、とにかくよく聞く言葉。
何度も言ってしまうけど、とにかく去年の1年間も早かった。
感覚で言うと、歩いているうちに過ぎていったというよりも、ずーっと走り続けていたような感じ。
特に仕事では、新しいことばかりで不安もたくさんあった。でも終わってみれば「楽しかった!」で、1日1日が経っていて。走り続けていたような1年間と言っても、苦しいことはなにもなく、振り返れば、楽しいと感じた日々ばかり。
仕事納めをした年末、身体がとても疲れていて、ぐっすりと眠りに就く。
翌日の新年を迎えた朝、寝室の枕元のすぐ上にある窓を、いつも通りガラガラと開ける。
その瞬間に、フワッ…と入ってきた風が、とてつもなく心地よくて、気持ちよくて、なんだか感動してしまった。
海が見える場所でもなければ、山や森のような大自然に囲まれた場所でもない、住宅街にあるアパート。
普段とはなにも変わらない自分の部屋に入ってきた、澄んだ空気。
心地いい風をしばらく頬に当てながら、そこでまた「明けたなぁ。」としみじみ。
この瞬間を迎えるには、またここからの1年間、頑張らなきゃな。と、気合いの入った1日。
ライター
玉城 悠以奈