いつまでも忘れたくない光景や香りがある。
私にとっては小学校の運動会。
モモタマナの木の下にレジャーシートを敷き、親戚みんなで弁当を囲んだあの光景だ。
競技を半分やり終え、ほどよい疲れと達成感に包まれ家族のもとへ行くと、おじぃおばぁ、おばさんたちも一緒に豪華弁当を広げて待っていてくれた。
秋晴れにそよぐ風がなんとも心地よく、外で食べる開放感に心が弾む。
親戚中が集まると「あれも食べなさい、これも食べなさい」の”かめぇかめぇ攻撃”が始まるわけだが、その日もおばさんが近所からもらったというカーブチーを「はい、これも食べなさい。」と私に手渡した。
カーブチーは沖縄在来種のみかんで、皮が厚いことから“カー(皮)ブチー(分厚い)”の名がつき、別名「運動会みかん」とも呼ばれ親しまれている。
「種が入っているから嫌だなぁ。」と思いつつも皮をむくと―。ぶわぁ~っと爽やかな香りが広がった。
食べてみると甘酸っぱさが運動後の体に染み渡り「みんながいて楽しいし、なんだか元気になれるなぁ」と感じたのを覚えている。
大人になると様々な場面で、「頑張り」や「踏ん張り」が必要な時がある。
スポーツで「ホーム=本拠地」「アウェイ=敵地」という言葉があるが、それこそアウェイでやるべきことに挑む機会も多い。
そんな時、私はよく懐かしさだったり安らぎの感覚を取り戻したくなり、運動会の光景と香りを思い出しリラックスするようにしている。
これからもカーブチーの香りを味方につけ、アウェイをもホームに変えて、前に進んでいきたいと自分自身に小さな約束をする。
首里石鹸 大城なつき
カーブチーの香りを楽しむ紫外線対策
ピュアオーシャンUVミストシャワー
髪から足先まで全身使えるスプレータイプのUVケアアイテムができました。スーパーウォータープルーフ処方なのに、石鹸で落とせてオフも簡単。
新商品デビューを記念して5月31日(金)までの間、特別価格で販売中です。お肌にもサンゴにも優しい日焼け止めをお試しいただけたら幸いです。