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首里散歩 Vol.279 沖縄に少しだけ住む

長野県出身の私。沖縄出身の主人と結婚して6年目。
第二子出産を、主人が産まれた沖縄の産院ですると決めた。

主人を私の実家に残して、長女と2人、沖縄の義実家に4ヶ月滞在予定。こんなおかしな嫁のお願いを快く受け入れてくれた義理の母には感謝しかない。

私が沖縄で産むと決めた理由は大きく2つ。

一つ目は、長女に沖縄での生活を体験して欲しかったから。長女は今年6歳の年長さん。小学校に上がったら、長期間、沖縄に遊びに来ることが難しくなる。
今のうちにたくさん沖縄を楽しんで欲しい。普段離れて暮らしている沖縄の両親に孫と過ごす時間をたっぷり楽しんで欲しいというのもあった。

二つ目は、私自身、結婚してから沖縄には年3回ほど来ているが、もっと深く沖縄を感じたいと思ったから。ゆっくりと流れる時間。今あるものを大切にする感覚。そして、平和への思い。沖縄にいると、沖縄の人たちが地元を愛していることが、生活の所々から伝わってくる。これをもっと感じてみたかった。

長女と近くのビーチで貝殻拾いをしたり、福州園で散歩して沖縄ならではの植物を楽しんだり、紅型染を2人で体験したり。県立図書館にも通って、沖縄の絵本を一緒に読んだりしている。

長野ではできない、沖縄ならではの体験。同じ時間を過ごしているはずなのに、やっぱり沖縄の方がゆっくり時間が流れている。

沖縄に来て1ヶ月半。長女はこども園ですぐにお友達ができて、毎日楽しく通っている。ちょっと沖縄の方言も出てきてとってもうれしい。


そして、6月23日慰霊の日のタイミングで、こども園で平和教育があった。
「平和って何?」を初めて娘と一緒に考えた。

沖縄に「住む」から感じられることがたくさんある。
あと2ヶ月ちょっと。もっともっと沖縄を感じて生活したい。

ペンネーム かなえーるさん