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Vol.10 沖縄の皆様に応援してもらえるブランドに

こんにちは。首里石鹸の翁長(おなが)です。

首里石鹸のラジオ番組「はじめまして、首里石鹸(FM沖縄にて毎週土曜日の朝9:30~9:55まで放送中)」に出演したスタッフに、その後の状況を色々聞いてみる座談会「またやーたい、首里石鹸」。

第十弾となる今回は、ビジネスサポートの村井(むらい)さんをお招きしました。

それでは、2人でゆっくりと語らい合う場、「またやーたい、首里石鹸」のはじまり、はじまり~♪

翁長:
村井さん、ようこそ!今日はよろしくお願いします。

村井:
翁長さん、いつもステキな笑顔。こちらの方こそよろしくお願いします。っていうか、この場所の雰囲気すごいね。わたし、経済番組のコメンテーターとして呼ばれた感じ?

翁長:
いやいやいや、そんな企画じゃないですから!経済番組っていうリアクション初めて(笑)

村井:
だって、ねぇ。ギャラリーもたくさんいるし。

翁長:
確かに(笑)今日も大勢のスタッフに囲まれて楽しくおしゃべりしたいと思います。村井さんにもご出演いただいたラジオ、どうでしたか?実際に出演してみての感想というか。

村井:
いやもう、プロの仕事に脱帽っていう感じです。コンパクトな時間での打ち合わせだったんですけど、本番はたくさん話を引き出してくださって。

翁長:
すごい盛り上がりましたよね!

村井:
しかもちゃんとお話をまとめてくれて、時間通りにパーンって終わったじゃない。あれこそプロの仕事ですよね。本当にびっくりしました。

翁長:
プロのお仕事と言えば、村井さんこそたくさんのご経験をされてきたかと思います。あらためてお聞きしたいことがたくさんあって。

村井:
はい。なんでもどうぞ。

翁長:
村井さんって何者ですか?

村井:
ちょっと!何者って(笑)

翁長:
いや、まずはそこから!

村井:
えーっとね、かんたんに言うと“何でも屋”かな。会社から求められることに応え続けてきたっていう感じです。

翁長:
村井さん、海外でのご経験も豊富にあるじゃないですか。

村井:
豊富って言っていいのかな。シンガポールで7年間、香港で3年間働きました。

翁長:
すごい。そんな村井さんから見て、沖縄の魅力はどこにあると思いますか?

村井:
ちょっと待って。これやっぱり経済番組だよね?

翁長:
いやいや違います(笑)純粋に聞いてみたくて。

村井:
んー、なんだろう。沖縄の魅力か‥。生活が豊かっていうところでしょうか。

翁長:
へー。なんだか意外な答え。

村井:
シンガポールで働いてたときに、印象に残っていることがあって。向こうの人たちってよく笑ってたんです。笑顔。仕事を時間通りにスパッと切り上げて、あとはプライベートの時間を大切にするっていうか。うん。生活が豊かっていうのかな。仕事終わって、奥さまと手を繋いで帰っていく方もいらっしゃいましたし。

翁長:
えー!ステキ!!

村井:
沖縄にもそれに近しいものを感じているんです。人としての幸せを大切にしているっていう感じ?なんだろう。太陽?太陽の温かさをすごく感じる場所ですよね、沖縄は。なんかね、自然と肩の力が抜ける。忙しく仕事をしていると、どうしても肩に力が入って常にファイティングポーズを取りがちになるんだけど、沖縄の空気感は自然にリラックスさせてくれる。

翁長:
うわー、すごいステキな表現。そうなんだ。沖縄ってそういう場所なんですね。逆に課題を挙げるとしたら?

村井:
えー?課題かぁ。もっと積極的に外に出て行くことかな。県外や海外にも出ていって、そこから沖縄を見てみる。そうすると、もっと違うものを感じることができると思うから。

翁長:
あ、なんかその意見わかるかも。わたしもアメリカに少しだけ留学したときがあって。その時に感じたことがあって。

村井:
どんなこと?

翁長:
ちょっと偉そうな言い方になっちゃいますけど、わたしが住んでいた沖縄はこんなに小さかったのかって。

村井:
それもひとつの発見だよね。外から見ることで分かることってたくさんある。

翁長:
ズバリ、村井さんにお聞きします。海外展開も考えている首里石鹸に今後必要なことは何でしょうか?

村井:
ちょっと待って。これぜったい経済番組でしょ!

翁長:
ちがうんです!村井さんのキャリアをふまえて質問を考えてたら自然とこういう内容に!

村井:
えっとね、えーっと。そうだね。その国の人たちのライフスタイルとか、趣味嗜好をしっかりと学ぶことだと思います。わたし、海外で食品のバイヤーのお仕事をしていたのですが、短い麺を売ったことがあって。

翁長:
短い麺?それは麺と言えるんですか?

村井:
だよね、そういうリアクションになるよね。麺ってズルズルーってすするイメージあるもんね。わたしもそう思って短い麺がはたして売れるかな?心配してたんだけど、その国の人たちは、あまり調理をしないし、簡単に食べることができるものがいいっていう嗜好だったの。だからゆでる時間が短くて済む短い麺の方がニーズにマッチして、結果好評だったんだよね。

翁長:
へー、意外。日本とは違いますね。

村井:
そうそう、そうなのよ。そういう違いをしっかり見極めることが、海外展開では大切だと思います。先入観を捨てるというか。

翁長:
なるほどなぁ。首里石鹸が受け入れられそうな地域とか国とかって、イメージありますか?

村井:
やっぱりアジアかな。実際にいま沖縄の店舗でもアジア圏のお客さまが多いじゃない。

翁長:
確かに。やっぱりアジアの方々の感覚に近いものがあるのかもしれませんね。首里石鹸の魅力って、どこにあるんでしょうね。

村井:
身近に感じるところじゃない?こう、肩肘張らずにスッと手が伸びるっていうか。「沖縄に行ったら首里石鹸を買おう!」って思っていただける商品になってると思う。沖縄の風景が商品に込められているし、それがお客さまにしっかりと伝わっている気がしています。

翁長:
すごい、ステキな分析。村井さんにも店舗に立ってほしい(笑)

村井:
ねー。新店舗がオープンするときはちょっとお手伝いしていますけど、なかなか長期間は難しくて。

翁長:
じゃあ、首里石鹸がますます広まっていくために必要なことを教えてください!

村井:
んー、シンプルさを追求するっていうことじゃないでしょうか。首里石鹸が走り出して、この8年間で私たちも分かってきたと思うんです。お客さまが私たちに何を求めているのか。そこをブラさずに、シンプルに追求していくことが必要なんじゃないかな。あんまりね、アレもコレも盛り込んでいこうっていうのもね、なんか違う気がする。

翁長:
最後に聞かせてください。村井さんの今後の目標は?

村井:
んー、なんだろう。首里石鹸って、たぶんこれからも大きくなっていくじゃない?

翁長:
そうですね。そうありたいと思っています。

村井:
でも、どんなに大きくなっても、沖縄の皆さまに応援していただけるブランドであり続けたいよね。県外いきます!海外いきます!っていうチャレンジをするときに、沖縄の皆さんから「われらが首里石鹸、がんばれ!」って応援していただけたら、とってもうれしいじゃないですか。そんなブランドになれるよう、私なりに貢献していこうと思っています。

翁長:
いやもう、村井さんは最高のコメンテーターです!

村井:
やっぱりこれ経済番組でしょ!

翁長:
もう経済番組にしちゃいましょう!

村井:
もうちょっとカジュアルな話をするつもりだったのになぁ。

翁長:
じゃあ、その機会は次回に、ということで。

村井:
うまくまとめるんだから(笑)でも今日とっても楽しかったです。翁長さん、ありがとう。

翁長:
こちらの方こそ本当にありがとうございました!

それでは、村井さん。またやーたい!