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Vol.12 メンバーの個性が120%活きる場所へ

こんにちは。首里石鹸の翁長(おなが)です。

首里石鹸のラジオ番組「はじめまして、首里石鹸(FM沖縄にて毎週土曜日の朝9:30~9:55まで放送中)」に出演したスタッフに、その後の状況を色々聞いてみる座談会「またやーたい、首里石鹸」。

第12弾となる今回は、国際通り久茂地ギャラリーショップの仲村渠(なかんだかり)さんをお招きしました。

それでは、2人でゆっくりと語らい合う場、「またやーたい、首里石鹸」のはじまり、はじまり~♪

翁長:
仲村渠さん、今日はよろしくお願いします!

仲村渠:
よろしくお願いします!

翁長:
早速ですが、ラジオに出演した後、なにか反響ありましたか? 仲村渠さんにご出演いただいたのはだいぶ前になるんですけど。

仲村渠:
ひと組のお客さまがたまたま私が出演した回を聴いてくださったみたいで、その足でご来店してくださったんです。「ラジオ聴きましたよー」って。

翁長:
えー!うれしい!

仲村渠:
旅行中のご家族だったんですけど、ラジオがきっかけで会話も弾んで、とってもうれしかったです。

翁長:
仲村渠さんも県外のご出身ですよね。埼玉でしたっけ?

仲村渠:
そうです。移住して4年目になります。結婚をきっかけに沖縄へ。

翁長:
(撮影スタッフに)わたし、実は仲村渠さんの旦那さんと同級生なんです。

スタッフ一同:
へー!

仲村渠:
ね。すごい縁というか、繋がりが。

翁長:
まさかこうやって同級生の奥さまと同じ職場で働くことになるとは。沖縄はもう慣れました?

仲村渠:
生活にはだいぶ慣れたんですけど、沖縄の暑さにはまだまだ‥。わたし、1年の半分以上は袖のない洋服を着ています。タンクトップみたいな。

翁長:
ちょっと待って。おもしろい(笑)沖縄、暑いですもんねー。あ、でも今日は袖のある洋服だ。

仲村渠:
今日は、はい。この座談会があるんで、ちゃんと考えてきました(笑)

翁長:
仲村渠さん、ホームシックとかになりませんか?地元に帰りたーい、とか。

仲村渠:
んー、あんまりないかもしれません。1年に1回帰るぐらいかな。仕事も忙しいし、まぁいいかなって。

翁長:
久茂地店の店長になったのはいつ頃でしたっけ。

仲村渠:
今年の7月です。4月から店長昇格のチャレンジを続けていて、無事にこの7月から店長になりました。

翁長:
今年の4月といえば、久茂地プロジェクト(※)が始まった頃ですね。
(※)2024年度新卒7名の社員を首里石鹸の久茂地店で育成するという社内プロジェクト

仲村渠:
そうですね。自分のチャレンジと同時並行で、新卒メンバーの育成もしています。

翁長:
新卒メンバーを一気に引き受けるというのは、かなりハードルの高い取り組みかと思うのですが、実際にやってみていかかがですか?

仲村渠:
責任重大だなっていうのは常に感じています。彼女たちにとっては、社会人として初めての職場になるじゃないですか。久茂地店が。ここでの働き方が彼女たちの今後の基準になるはずなので、そういう意味で責任が大きいなって。

翁長:
たしかに。プレッシャーが大きいなぁ。店長として心がけていることはありますか?

仲村渠:
とにかくもう、彼女たちが働きやすい環境をつくることですね。やっぱり仕事って、1日の多くの時間を割いてやるものじゃないですか。だからその時間が苦しいと、人生そのものが、ね。

翁長:
いやぁ、うん。ほんとにそうですね。

仲村渠:
彼女たちが活き活きと働くことが、最終的にはお客さまのためにもなると思うので、その環境づくりは心がけていますね。あと、メンバーの個性も大切にしたいなと思っています。

翁長:
なるほど。個性かぁ。

仲村渠:
もちろん最低限のマニュアルというか、守るべきことはあるんですけど、そこから先のそれぞれの個性は尊重したいなって思っていて。接客って、結局はそこに尽きると思うんですよね。お客さまに「このアドバイザーさんから買いたい」って思ってもらうには、その人の個性が大切っていうか。だから、私のやり方を押しつけないように、その人の個性を大切にするっていうのも心がけています。

翁長:
あ。今の言葉で思い出したことがあります。

仲村渠:
え?なんですか?

翁長:
この前、新卒のみんなにもラジオに出演してもらったんですけど、そのとき、メンバーの津波(つは)さんが「仕事で落ち込んだときに、仲村渠さんの言葉に助けてもらった」って話をしていて。

仲村渠:
あぁ。なんとなく分かるかも。

翁長:
仕事で失敗が続いて落ち込んでいたときに、仲村渠さんから「ありのままでいいんだよ」って言葉をかけてもらったことが嬉しかったって言ってました。

仲村渠:
それ、本人からも聞きました。「ラジオで仲村渠さんの話をしちゃいました〜」って(笑)

翁長:
津波さん、涙目になりながら話してましたよ。

仲村渠:
えっ?そうなんですか?それは知らなかったなぁ。

翁長:
その話をしている津波さんを見て、わたしも梓さんもワーってなって、スタジオがすごく温かくなったんですよ。津波さんだけじゃなくて、ほかのメンバーも自分の仕事のことを楽しそうに話していて。

仲村渠:
それはうれしいなぁ。

翁長:
新卒メンバーを引き受けるだけでも大変なのに、彼女たちがあれだけ輝ける職場を作るって、ほんとに、きっと大変だったんじゃないかと‥(涙)

仲村渠:
あれ?翁長さん、泣いてます?

翁長:
いやもう、ただでさえ店長ってね、大変じゃないですか。仲村渠さんの想いが伝わってきて‥。

仲村渠:
そう言っていただけるとうれしいです。ありがとうございます。

翁長:
仲村渠さん、休日は何をしてるんですか?リフレッシュ方法っていうか。仕事もハードなはずだから、仲村渠さんの休日の過ごし方を聞いてみたい。

仲村渠:
わたし、休みの日はダラーっとしてますね。こんな話をしていいのか分からないですけど、朝からお菓子を食べて、ネットフリックスを観ながら、昼過ぎにスイーツを‥。

翁長:
えー!意外!どこかに出かけたりとかは?

仲村渠:
えーっと、パジャマからパジャマへ着替えるみたいな1日を過ごすこともあったりして‥。

翁長:
まったく外に出ないってことですか?!

仲村渠:
そうですね。そんな日もよくあります。

翁長:
えー、ギャップがすごい。ちょっと真面目な話に戻していいですか?

仲村渠:
ぜひよろしくお願いします(笑)

翁長:
仲村渠さん、首里石鹸に入る前も接客業をされていたんですよね?

仲村渠:
はい。アパレル店員とか、エステティシャンとして働いてました。

翁長:
首里石鹸に入る前のイメージと、入ってみてから感じたことの違いってありますか?

仲村渠:
そうですね。入社する前は、接客が難しそうって思ってたんです。スキンケア商品の販売って、しっかりとした知識が必要だから。でも実際に働いてみたら、いい意味で販売員らしくないっていうか、お客さまと楽しい時間を過ごすことを大切にするブランドだなっていうことを感じました。もちろん商品知識の勉強もしっかりやりますけど。

翁長:
わかる。首里石鹸の接客って、お客さまとのコミュニケーションをほんとに大切にしますよね。印象に残っているお客さまとのエピソードってありますか?

仲村渠:
印象に残っているエピソード‥。そうですね。いつだったかな。わたしが水場で、あるお客さまに泡体験をしたことがあって。

翁長:
はい。

仲村渠:
来店されたとき、そのお客さま、女性の方だったんですけど、すごいテンションが低かったんです。でも泡体験をされたらすごい表情が明るくなって。

翁長:
うわー、すごい。

仲村渠:
「じつはさっきまで落ち込んでたんだけど、この泡さわってすごい元気出ました」って言ってくださって。そのお客さま、ちょっとお仕事が大変な状況だったみたいだったんです。でも、「首里石鹸の泡にふれた瞬間、気持ちがパーッと明るくなった」って言ってくださって。私、お客さまのその姿を見たときに泣きそうになっちゃって。「この泡って、こんなに力があるんだ」って、すごい誇らしくなったっていうか。

翁長:
うわー、なんだか新鮮な気持ちになる。わたしもずっとこの泡を見続けてきているので、どこか慣れてしまった部分があったなぁって気付かされました。

仲村渠:
そうなんですよね。わたしも店長になって接客に入る機会が減ってきていて‥。でも、お客さまとのステキな出会いは、いつまでも心に残っています。

翁長:
最後にお伺いしたいんですが、これから久茂地店をどういう店舗にしていきたいですか?

仲村渠:
そうですね。働いているメンバーひとりひとりが120%の力を発揮できる場所にしたいと思っています。それぞれがやるべきことを自分で考えて行動してお客さまのために働く。その上で、笑顔があふれる店舗にしていけたら最高だなって。

翁長:
いやもう、仲村渠さんのその想いを聞くことができて、わたし大満足です。

仲村渠:
こちらの方こそたくさん話を聞いてくださってありがとうございます。

翁長:
沖縄はまだまだ暑い日が続くと思いますが、ぜひこれからも袖のない上着を(笑)

仲村渠
はい。わかりました(笑)

それでは、仲村渠さん。またやーたい!