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首里散歩 Vol.295 スーパーフードを食べながら

ひと月くらい前に、友達が「どうしても会いたい、色々相談したい」と連絡をくれた。
日程的に少し難しかったけれど、友達の強い希望がなんとも嬉しくて、多少のことはどうにか調整して久しぶりに会うことになった。

魅力的なお店の候補をいくつも送ってくれる中で、今回は、まだ私が食べたことのないアサイーボウルをブランチで食べることになった!

私の答えがプラスになっているのかはわからないけれど、いつも凛として勉強熱心な彼女の素敵だなと思うところを伝えながら、初めての風味と食感を楽しんだ。

木の器は想像より小ぶりだったけれど、一口、二口、進める度に、ナチュラルな甘さに包まれて、カリカリのグラノーラとアサイーの優しさが広がった。
食べ終わったら程よい満腹感で、結局、夕飯までお腹が空かないことにびっくり。さすが、スーパーフードと言われるだけある!

馴染みのある北谷の街並みで、こんな新しい癒しの時間が生まれるとは思わなかった。
そして、ずっと、その優しく心地よい一日の記憶が心に残っていた。

私には、今年、思いもよらないことから意気投合したソウルメイトがいて、息子たちの中間試験を見守り続けた慰労ランチでもしようということになった。

身近な馴染みのお店ばかり頭に浮かんでいた時、ふと、あの言葉にならない美味しさとその後の穏やかな余韻を思い出して聞いてみると、彼女も「ぜひアサイーボウルを食べてみたい!」ということになった。

いつも美味しいお店を教えてくれるグルメな友達が、なかなか食べたくても機会が持てなかったということに、とても共感できた。お互い、日々のことに追われながらも、自分らしくもっと良く立ち回りたいと頑張っていて、自分の楽しみや挑戦をリサーチしつつも、なかなか機会か得られない加減がよく似ているのだ。

いつもよりもキラキラした笑顔で、嬉しそうにアサイーボウルを堪能する友達が、沖縄の親戚の集まりの体験談や、沖縄で採れるスーパーフードの美味しさや食べ方などを教えてくれて、「沖縄が好き」を色々な方向から感じられる素敵な時間となった。

ブラジルで大木となるという栄養豊かなアサイーが、海を渡り、優しく沖縄の私たちを元気にしてくれる。
また母でも連れて、心も身体もパワーアップしに行きたいな。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子