こんにちは。首里石鹸の翁長(おなが)です。
首里石鹸のラジオ番組「はじめまして、首里石鹸(FM沖縄にて毎週土曜日の朝9:30~9:55まで放送中)」に出演したスタッフに、その後の状況を色々聞いてみる座談会「またやーたい、首里石鹸」。
第24弾となる今回は、ブランディング部・オンラインショップ(クリエイティブ)担当の中里(なかざと)さんをお招きしました。
それでは、2人でゆっくりと語らい合う場、「またやーたい、首里石鹸」のはじまり、はじまり~♪

翁長:
中里さん、今日はよろしくお願いします!
中里:
こちらこそ。よろしくお願いします。
翁長:
「またやーたい」に出てくださる人たちみんなに聞いてるんですけど、ラジオの出演どうでしたか?
中里:
いやぁ、もうめちゃくちゃ楽しかったです!
翁長:
うれしい!めっちゃ盛り上がりましたもんね。
中里:
翁長さんと伊藝さんがもうプロなので、私はすべてを委ねてもうただただ楽しくおしゃべりできました。
翁長:
これどうやって編集するんだろうって思うくらい盛り上がりましたよね。
中里:
わたしの友だちが番組を聴いてくれていたみたいで、「いつもの笑い声で、こっちまで笑っちゃった」って言われました(笑)
翁長:
よかった〜。しゃべる身としては、その人の“素”を引き出せた気がしてうれしいです。
中里:
わたし、誰にもラジオに出るって言ってなかったので、ちょっと気恥ずかしかったですけど。

翁長:
中里さんのお仕事について聞いてもいいですか?いま具体的にどういったお仕事をされてるんでしょうか。
中里:
首里石鹸で発信しているいろいろなコンテンツに関わっています。読み物を書いたり、オンラインで配信するためのバナー画像を作ったり。あと、新商品のキービジュアルも担当してます。あ、あとオンラインチームの甲斐さんが出演している動画コンテンツ「晴れ時々、首里(※)」も制作してます。外部の方々へ取材したりすることも多いですね。
(※)「晴れ時々、首里」温もりのあるモノや、魅力あふれる人たちを通して“沖縄らしさ”を伝えるコンテンツ。読み物と動画を連動させています。
翁長:
すごーい!めちゃくちゃいろんなことやってますね。取材のときってどういうことを意識してるんですか?人の話を引き出すって簡単なことじゃないから。
中里:
んー、特別に何かを意識しているわけじゃなくて、やっぱり、そのお相手のことに興味があるので、その方が日々思っていることや、生い立ちとか、自然と聞きたいことが湧いてきますね。それをそのまま聞かせてもらってるって感じです。
翁長:
わたしもこの「またやーたい」を始めてから、相手のことを深掘りしていく立場になったので、すごく参考にしたいっていうか。中里さんの場合、聞いたことをさらに記事にまとめなきゃいけないじゃないですか。どうやって整理しているんだろうって。
中里:
なんかね、話をしていたらその相手の目が輝く瞬間が必ずあるんです。「うわ、このお話をしているときすごい楽しそう。笑顔が輝いてる」って感じて。あとからそれを書き起こした文字を読んでも、その部分って必ず分かるんですよ。
翁長:
おなじ文字でも、そこだけ感じ方がちがうってことですか?
中里:
そうですそうです。わたしはそれを抜粋するだけっていうか。あとはちょっとわたしが感じたことだったり、影響を受けたことなんかを書き足させてもらっています。書くべき内容は、その人のキラキラが教えてくれますね。
翁長:
すごーい。それをキャッチできてることがもうすごすぎる。
中里:
いやー、でもやっぱり気持ちがうまく乗らないタイミングもあって。「ダメだー。今日書けそうにない」って悶々とすることも多いですよ。せっかく書いたものを「ダメだー」って消したりして。自分の中でちゃんと感じている部分があるんですけど、うまく表現できなくて‥。
翁長:
そういうときはどうするんですか?
中里:
んー、暴れる(笑)
翁長:
暴れるって(笑)
中里:
まぁ、それは冗談として(笑)どうしても書けないときは、体を動かしてみたり、ちょっと別のところに意識を向けたりしてますね。自分の好きなことに集中したりすると急に「あ!いま書けそう!」ってなったりするので。
翁長:
中里さんって、オンとオフをしっかり切り分けられてるんでしょうね。いい記事を書くために、あえてそこに集中しすぎないっていうか。
中里:
さすが。翁長さん、話のまとめ方がやっぱり上手。
翁長:
いやでも本当に、わたしはオフがあるからこそいい仕事ができるって思ってるんです。
中里:
確かにそうかも。わたしもオフで立ち寄った場所で、ふと「ここに取材したいな」って思うことがあったりするんです。最初から「取材するぞ!」って気負ってしまうと、なかなかいい場所が見つからなかったりするし。
翁長:
中里さん、取材の交渉もご自身でやってるんですか?
中里:
はい。全部します。
翁長:
すごいなぁ。中里さん、アドバイザーとして店舗にも立ってほしい。現場に新しい刺激を与えてくれそう。
中里:
じゃあちょっと今度、繁忙期じゃないときに(笑)

翁長:
中里さんに聞いてみたいことがあるんですけど、いいですか?
中里:
はい、ぜひぜひ。
翁長:
お客さま目線で見て、わたしが勤めているパルコ店って、どういう雰囲気のお店だと感じますか?中里さん、たまにパルコ店に来てくれるじゃないですか。
中里:
そうですね。いちばん足を運びやすい店舗がパルコ店だと思ってます。別に商品を買うつもりはないんだけど、「今日は誰が店舗にいるんだろう」とか「ちょっとお話ししたいな」って思わせてくれる店舗ですね。
翁長:
足を運びやすいって言葉、うれしいです。
中里:
っていうか、翁長さんめちゃくちゃすごいところがあるの気づいてます?
翁長:
え?なんですか?
中里:
すごく人を見てるっていうか。すごく人のことを考えてるんだろうなって感じてるんですよ。わたしがパルコ店に行ったとき、だいぶ遠くのところから「あー!中里さん!」ってすぐ気づいたじゃないですか。あれ、すごいですよ。
翁長:
わたし、つねにキョロキョロしてるから(笑)すぐ気づいちゃいます。
中里:
あれはビックリしたなぁ。わたしが「今日はあんまり気づかれたくないな」って思って帽子をかぶってた日があるんですけど、それもすぐ気づいて!
翁長:
わかります、わかります(笑)すぐ見つけちゃう。
中里:
そんなふうに、しっかり相手のことを見るって、簡単なことじゃないですよ。
翁長:
いやぁ、うれしいなぁ。ありがとうございます。
中里:
つぎ、わたしが帽子をかぶっていたらスルーしてくださいね(笑)

翁長:
もうひとつ聞いてみたいことがあるんですけど、この動画全盛期の時代、いろんな映像コンテンツがあふれている中で、“読み物”の魅力ってどこにあると感じていますか?
中里:
読み物の魅力かぁ‥。「考える余地がある」っていうことじゃないでしょうか。わたしもYouTubeとかよく見たりするんですけど、動画って基本、たくさんの情報が伝わってくるじゃないですか。その人の表情や仕草、言葉の意味やニュアンスだったり。
翁長:
うんうん。
中里:
動画って、いろんな情報が飛び込んでくるんですけど、その代わりに本質がちょっとつかみづらくなるんじゃないかなって思ってて。
翁長:
いろんなことが見えすぎて、逆に見えない部分があるんじゃないかっていうこと?
中里:
そうです、そんな感じ。読み物は情報量が限られているので、どうしても考えちゃうんですよね。おなじ景色を見たとしても、使う言葉が違ってたりするじゃないですか。「なんでこの人は、この言葉を選んだんだろう?」って。細かいかもしれないけど、「わたしはここで改行するのに、あの人はどうしてここをチョイスしたんだろう?」とか。
翁長:
考える余地かぁ。すごく大切なことかも。
中里:
そこが読み物の魅力だと思います。あと本の独特な匂い(笑)
翁長:
わかる!本の匂いってありますよね!
中里:
子どもの頃、よく図書館に行っていたので、あの匂いが大好きです。

翁長:
いやぁ、中里さんとおしゃべりしてるとあっという間に時間が過ぎるなぁ。中里さん、これからの目標とか夢を聞いてもいいですか?
中里:
えー、なんだろう。明確な夢っていうか、小さな頃からずっと大切にしているんですけど、「自分が夢中になれることをやろう」って思ってます。自分の気持ちに正直になろうって。
翁長:
うわー、すてき。
中里:
好きなことをしていても苦しいことってあるじゃないですか。その苦しさを乗り越えられるのは、やっぱり好きっていう気持ちがあるから。逆に好きでもないことを頑張り続けるのって難しいと思うんですよね。だからこれからも“好き”を大事にしたいです。
翁長:
お話がバッチリしまりました!中里さん、ありがとうございます!

それでは、中里さん。またやーたい!