沖縄といえば、ソーキそば。

主人と結婚する前から大好きで、沖縄に帰省したら絶対に食べているけれど、上に乗っているソーキがスペアリブのことだと知ったのはつい最近だったりする。

沖縄の実家に帰った日は、ほぼ毎回ソーキ汁で迎えてくれる。

昆布と大根、そしてソーキ。煮込まれた出汁の旨みから、おかあさんが前もって仕込んでくれていて、私たちが帰ってくるのを楽しみにしていてくれるのが伝わってくる。

6歳の娘も、ソーキ汁が大好き。

沖縄のスーパーで驚いたのは、販売されている豚肉の部位の豊富さ。「ウデ」や豚足も「後足」・「前足」で分けて販売されていたりする。

本島ではなかなか見かけない部位も、沖縄ではしっかり、まるっと、ほぼ全ての部位が並んでいる。そして、部位ごとに沖縄の方言での呼び名があって、人々の暮らしに根付いている。

ウデ肉はカットする際に手間がかかってしまう為、本島のスーパーなどではソーセージやミンチ肉として扱われることが多いが、沖縄では「ウデ」として販売されていて、旧盆には特に大々的に売り場に並んでいた。

ちなみにウデ肉は沖縄の方言で「グーヤヌジー」。

おかあさんがつくってくれたグーヤヌジー（ウデ肉）と大根のおつゆもとっても美味しかったなあ。

材料は本島でも手に入るものだから、長野でもグーヤヌジーと大根のおつゆをつくろう。

ちょっと知ることで、沖縄でふれた食を、長野でも再現できて、沖縄を思い出す。

日常も気軽に楽しめる沖縄がある。

ライター
かなえーる