こんにちは。首里石鹸の翁長(おなが)です。
首里石鹸のラジオ番組「はじめまして、首里石鹸(FM沖縄にて毎週土曜日の朝9:30~9:55まで放送中)」に出演したスタッフに、その後の状況を色々聞いてみる座談会「またやーたい、首里石鹸」。
第31弾となる今回は、ゲストに課長として首里石鹸のスーベニア店舗(観光客のお客さまがよくご来店される店舗)のマネジメントをされている土井山(どいやま)さんをお招きしました。
それでは、2人でゆっくりと語らい合う場、「またやーたい、首里石鹸」のはじまり、はじまり~♪

土井山:
どうしよう。すっごい緊張してる。
翁長:
大丈夫ですよ!いつもの土井山さんでしゃべってもらって。
土井山:
ちょっと待って。写真も撮られるのか。どうしよう。
翁長:
よし。身構えちゃう前に始めちゃいましょう(笑)
土井山:
それがいいかも(笑)
翁長:
土井山さん、いかがでしたか?ラジオに出演してみて。
土井山:
自分の話し方がすごく沖縄のなまりに染まってるなと思って!沖縄に移住してきて丸4年になるんですけど、ちょっと自分のイントネーションにびっくりしました。
翁長:
自分の新しい一面に気づけたという。
土井山:
あと、翁長さんがキラキラしていて、すごくステキでした!店舗に立っている翁長さんとはちがう、別の魅力を発見したっていうか。
翁長:
わー、うれしい!ありがとうございます。
土井山:
この番組のおかげで、わたしも久しぶりにラジオを聴くようになって。だからすごくいいきっかけになったなぁと思ってます。

翁長:
そう言っていただけるとすごく励みになります。土井山さん、ご出身はどちらになりますか?
土井山:
山口県です。
翁長:
地元にいるときもよくラジオ聴いてたんですか?
土井山:
聴いてました。山口県も車社会なのでFMがお友だちっていうか。関東に行ってからは電車で移動することが多くなったので、あまり聴かなくなっちゃったんですけど。やっぱり車社会っていうのは大きいですね。
翁長:
山口県も車社会なんですね。
土井山:
わたしの地元は、近くのコンビニに行くまで車で15分かかるんです。
翁長:
ちょっと待ってください!そんなに!?
土井山:
自然が豊かな場所に住んでましたから(笑)田んぼの中にあるポツンと一軒家(笑)百貨店がある場所まで行こうと思ったら車で1時間。
翁長:
わー!でも自然が豊かな場所っていいですよね。ぜひ山口県の魅力を教えてほしいです。
土井山:
自然の豊かさ、食の豊かさですね。故郷を離れてみて実感しました。若い頃は新しいものとか流行りのものに目が向いていたんですけど、あらためて地元の風景とか季節とか、素晴らしいもの囲まれていたんだなぁって。当然のようにそこに在ったものが、実はすごい宝物だったんだって気づきました。
翁長:
ステキ。やっぱり食べ物、美味しいですか?何が好きですか?
土井山:
両親のつくるお米が大好きです。
翁長:
えー!ご実家、農家さん?!
土井山:
兼業農家ですけどね。やっぱりお米がいちばん美味しいです。

翁長:
離れて気づく地元の魅力。いいなぁ。沖縄に来たのはいつですか?
土井山:
30代の後半、40代の手前ですかね。そのころは東京にいたんですけど、そのときに勤めていた派遣会社で、首里石鹸の仕事に携わることになって。1週間だけ都内に出店されるということだったんですけど、沖縄に研修に来てほしいと言われて。
翁長:
そうだったんですか。
土井山:
やっぱり首里石鹸の商品ってマニュアルを覚えてそれを伝えたらいいっていうわけじゃないんですね。商品に込められた想いとかをしっかり学んでほしいということで、この本社に足を踏み入れました。
翁長:
研修ではどういったことを?
土井山:
印象的だったのは、やっぱり商品に込められた想いを知ったことですね。その時のトレーナーさんや、ほかの社員の方々から、沖縄に対する熱意みたいなものも感じて。「あぁ、こんな会社で働いてみたい」って思ったんです。「この人たちの想いをしっかりと伝えていきたい」っていう使命感みたいなものが自分の中で芽生えて。
翁長:
(ニコニコしながら聞き入る)
土井山:
沖縄には旅行で年に数回来ていたんですけど、まさか自分が沖縄に移住するなんて、ねぇ。
翁長:
(ニコニコしながら聞き入る)
土井山:
ちょっと待ってください。私ばっかりしゃべってますけど、これで記事になるんですか?
翁長:
なりますなります!もうステキなお話しばかりで、私は言うことがありません。
土井山:
好きにしゃべっちゃってごめんなさい。
翁長:
いえいえ!とんでもない!土井山さんから見た沖縄の魅力も教えてください。

土井山:
癒し、ですかね。プライベートで沖縄に来たとき、時間が止まってるっていう感覚がありました。そのころは忙しい毎日だったので少し疲れていたのかもしれないですけど。沖縄に来て「なんでこんなに時間がゆったりなの?!」ってすごくビックリしました。
翁長:
癒しかぁ。うんうん。
土井山:
でも沖縄に移住してきたら、普通に時間が流れてました(笑)
翁長:
そりゃそうですよね(笑)
土井山:
あとは何だろう。沖縄の魅力かぁ。うーん。言葉で表現するのは難しいなぁ。空が近く感じる、とか。あとは、うーん。えーっと、沖縄がすっごく好きです。
翁長:
(ニコニコしながら聞き入る)
土井山:
‥え?こんなんで大丈夫ですか?
翁長:
ぜんぜん大丈夫です!土井山さんの気持ち、すごく伝わってます。逆に、沖縄に住んでみてのギャップは?
土井山:
ギャップは‥そんなにないかなぁ。もちろん東京に比べると交通手段とかは少ないんですけど、「ないことの魅力」が沖縄にあると思います。
翁長:
ないことの魅力かぁ。新鮮な響き。
土井山:
自分でもビックリしたことがあって。
翁長:
え?なんですか?
土井山:
たまに里帰りするんですけど、地元に戻って数日したら、自然と「沖縄に帰りたい」って思っちゃうんです!
翁長:
帰りたいって(笑)どっちが故郷なのか分からなくなってる(笑)
土井山:
ほんとにそう!きっと沖縄にいる時間が、自分にとってすごく落ち着くんだと思います。心はもうウチナーンチュなんだろうなぁって思って。
翁長:
5年目にしてその境地に。
土井山:
本当に自分でも驚いてます。そう感じさせてくれる沖縄って、やっぱり魅力的な場所だと思うんです。

翁長:
課長としてもお忙しい土井山さんですが、わたしの目から見てもすごく楽しそうに働いていらっしゃるなっていう印象があります。
土井山:
楽しいです!このポジションにつかせてくれた会社に感謝していますし、私にできることで貢献していきたいなっていう想いがあります。
翁長:
課長のお仕事について詳しく聞いてもいいですか?
土井山:
現場に出向いて、そこで働いている人たちを“見る”ことですね。売り上げを追うことも大事ですが、店舗で働く人たち、特に店長さんですね。責任を担ってくれているメンバーのメンタルを守ることがすごく大切で。第一線でがんばってくれているアドバイザーのみなさんの様子も見て、自分が何をすべきか考えているっていう感じですね。
翁長:
アドバイザーの数もすごく増えたし、めちゃくちゃ大変じゃないですか?
土井山:
大変‥っていうか、時が過ぎると大変なことって忘れちゃいますね。っていうか、翁長さん覚えてますか?わたしと翁長さん、店長にチャレンジしたタイミング同じだったじゃないですか。
翁長:
覚えてます!お互いめちゃくちゃ頑張ってましたもん!
土井山:
いっしょに涙したりね‥。
翁長:
そうそう。いろいろ踏ん張らないといけないこともあったし、まわりの店長さんたちのレベルも高くて。わたしも土井山さんもプレッシャーがすごかったですよね。
土井山:
発表の時とか、わたし、声が震えてましたもん。
翁長:
その気持ち分かるー!
土井山:
でも、「翁長さんがいるから、わたしも頑張ろう」って思えたんです。翁長さんの存在が心の支えになってました。わたしの目から見た翁長さんはすごく堂々としていて。
翁長:
うれしいなぁ。店長に昇格した時、お互いに喜び合いましたね。あの気持ちは忘れられない。
土井山:
大変だったことは忘れちゃいますけど、うれしかったことはずっと覚えてますよね。
翁長:
今やもう、土井山さんは店長さんをサポートする立場になって。
土井山:
責任者のポジションに立つと、売り上げとか数字のことだけじゃなくて、アドバイザーを育てたりしなきゃいけないから、すごくメンタリティが試されるんですよね。だからこそ、店長さんたちの心を守っていきたいっていう気持ちがあります。
翁長:
あらためて土井山さんの仕事に対する姿勢をお聞きできてよかった。これから先、首里石鹸をどういうブランドにしていきたいですか?
土井山:
新しい世代のリーダーを育てることです。これはもう私の務めだと思っています。「首里石鹸が好き。首里石鹸を世界に広げていきたい」っていう想いを持った責任者を育てること。それが私の目標です。
翁長:
ほんとにもう、土井山さんは首里石鹸にいてもらわなくちゃ困る存在です。
土井山:
私もずっと携わっていたいです。だからこれからも元気でいなくちゃ。
翁長:
これからもパワフルな土井山さんでいてください!今日はステキなお話をたくさん聞かせていただいてありがとうございました!
土井山:
本当にこれで大丈夫ですか?記事になりますか?
翁長:
配慮がすごい(笑)大丈夫です、バッチリです!
翁長:
よかった。私もたくさんお話ができて楽しかった。ありがとうございました!

それでは、土井山さん。またやーたい!