Blog

首里散歩 Vol.350 オクラレルカの花言葉

4月、我が家の毎年恒例のお出かけ。

行先は、大宜味村の喜如嘉。

今では2頭になった、三男坊と末っ子のわんこも一緒に。

大宜味村では、4月ごろになるとオクラレルカが満開になる。オクラレルカ(和名:長大アイリス)は、3月下旬から4月上旬に見ごろを迎える紫色の花だ。

一般的には、花の部分ではなく葉物として流通しているらしいが、喜如嘉の田んぼに咲き誇るオクラレルカの花畑はまさに圧巻だ。

7年前、我が家には3頭のわんこがいて週末にはよくドッグランに出かけていた。

そんな中、オクラレルカが満開で花見客でにぎわっているというニュースを見て、

「この子たちにも社会勉強(人ごみを散歩する)が必要だ。」

というただの思い付きで出かけることにした。

集落内の案内板を頼りに到着したオクラレルカ畑は、予想以上の花畑。息子たちの社会勉強はそっちのけで花に見入ってしまった。

まだまだ優しい沖縄の陽射しをあびて、一斉に風になびくオクラレルカの花は、山間の田んぼを紫に染めていた。

花見の帰り道。コンビニの駐車場で子犬を保護した。

飼い主も親犬もどこにもいない。

近所の方に確認すると野良犬の子という。さらに、親犬は2,3日前から見当たらなくなっているとのこと。
そのまま子犬を保護し警察に届けを出した。

・・・

そして3カ月後、家族に迎えた。

子犬はこうして我が家の末っ子になった。
体は一番大きいが、優しくて穏やかな性格の子で、お兄ちゃん犬との関係も良く、今まで以上に笑顔が絶えない家族になれた。

今では成犬になった末っ子は、クンクンとオクラレルカとの会話を楽しんでいる。

オクラレルカの花言葉は「良い知らせ…」

末っ子との出会いは、喜如嘉の花畑からの「良い知らせ」だったと思っている。

ライター
大城くいじなう