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首里散歩 Vol.354 離れていても、近くにいても

いつも沖縄の義母のことを書かせてもらっていますが、今回は長野の実の母のお話しを。

私は高校卒業後、大学進学の為、家を出て県外で一人暮らし。

その後、就職して新入社員研修の期間の2ヶ月だけ実家で過ごしたけれど、配属が県外だったのでまた実家を出て暮らしていた。

結婚してからも6年くらいは県外で生活していて、帰省できるのは年に2~3回。

母は季節ごとに地元・長野のフルーツを送ってくれたり、私が大好きなそうめんを大量に購入して送ってくれることもあった。

時には箱で届くフルーツに、「いや、こんなに食べきれないし・・・」と思うこともあったけれど、自分が母となった今、やっと箱でたくさん送りたくなってしまう気持ちがわかるようになった。
(や、それでも大学生の一人暮らしにりんご1箱(20個くらい)や、桃1箱(12個くらい)は、多すぎたと思う。笑)

離れていても、地元のおいしいものを食べてもらいたいという思い。

そして、めったに連絡しなかったけど、さすがに荷物が到着したらお礼の連絡をしていたので、その為に送ってくれていたのかもしれない。

離れていても、いつも気にかけてくれていたなと今ならうれしく思える。

2年前に実家に帰ってきて同居してからも、季節ごとに地元のフルーツを買ってきてくれるし、沖縄県産の黒糖を同居前から普段使いしていて、私だけじゃなくて、沖縄出身の主人のことも想ってくれているのが伝わってくる。

なんというか、離れていても、近くにいても伝わってくるってすごいことだなと改めて思う。
表面的なことじゃなくて、本当に想ってくれているんだよなって。

この気持ちを母に伝えてみても、「親なんだから当たり前。」って返ってきそうだから言わないけれど、私も娘たちに対してそうありたいなと思う。

今年の母の日は、ちょっと感謝の気持ちも伝えてみようかな。