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首里散歩 Vol.361 タコウインナーからの卒業

長女が保育園に通い始めたのは生後10ヶ月のころ。
沖縄の保育園も含めたら4つの保育園に通わせてもらった。

どの園も年に1〜2回は遠足があり、お弁当を作ってきた。
年齢によって希望のおかずは変わってきたけど、その中でも変わらないおかずが1つだけある。

そう。タコウインナーだ。

たまにはカニさんの形にしたり、ミートボールもいいんじゃない?なんて提案をしてみたけれど…

「いやだ。タコウインナーがいいの!」と譲らなかった。

普通の市販のウインナーで、包丁を使って作る普通のタコウインナー。特別な道具も材料も必要なくて、長野でも沖縄でも同じように作れてよかった。

どんな慣れない環境でもすぐにお友達ができて楽しんでくれる娘。それでも緊張はしていて、小学校に通い始めた今も、ちょっと荒れ気味な気もする。

そんな娘が週末の遠足のお弁当について一言。

「ウインナー、もうタコさんじゃなくていいからね!」と言い出した。


これは、迷う。
本当にタコさんにしなくてもいいのか?

遠足やピクニックで、今までずっと一緒だったタコウインナー。

そうは言ってもタコウインナーをみたらうれしいんじゃないのか?

それとも、もう恥ずかしいのか・・・?

明日のお弁当、ウインナーの形にこれほど悩むとは。
朝の雰囲気で決めようと思ったり、ちょっと娘を信じて本当にそのままの形にしようか。

うん。そのままの形にしてみよう。

そして、帰ってきて感想を聞いてみて、またタコウインナーをリクエストしてもいいんだよって伝えよう。

ふと、「これが、子離れできないってことなのかもしれない」と思う。

まだまだタコウインナー、作らせてください!

ライター
かなえーる