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首里散歩 Vol.390 毎年国際通りで

「今日は国際通りの店にいる?」とLINEが来てた。

偶然にも髪を切りに国際通りに来ており、美容室を後にしてふらふら歩いているところだった。

送り主は東京に住んでいるころに所属していた社会人サッカーチームの代表だった。

大学3年生の頃に出会い、就活から社会人生活やサッカー周りのことまで、何から何までお世話になった恩師である。そんな恩師は沖縄が好きで、毎年旅行に来ている。

自分が移住してからは、年に1回沖縄で再会をしている。
急いで電話をかけて国際通りのドン・キホーテで待ち合わせることにした。

一昨年の再会場所も国際通りだった。

「国際通りを歩いてたらお前のこと思い出してさ。とりあえず連絡だけしてみた」

再会して最初に言われた言葉。
会うつもりはそこまでなかったけど、なんとなく連絡したよ。という感じをあえて出しているのが照れ隠しだとバレバレで、口角が限界まで上がったまま「ありがとうございます」とお礼を伝えた。

毎年、お互いの近況や懐かしい話に花が咲く。
かつて一緒に頑張っていた仲間も苦労しながらも目標や夢に向かっているらしい。

恩師から軽くテイクアウトができてつまめるものが食べたいとリクエストをもらった。

普段国際通りで働いているとこういう質問をよくもらうけど、意外と全然出てこない。

サーターアンダギー、ちんすこう…何か違う気がする。
ポー玉は先ほど食べたばかりらしい。

なんとかギリギリでタコスを持ち帰ることができる店を思い出して提案すると喜んでくれた。

車を近くの駐車場に停めているというのでお見送りをした。
時間にしたら1時間もないくらいだったけど全然それで良かった。

去年、横浜でビーチサッカーの試合があったときに恩師は見にきてくれた。

自分の成長した姿は試合でまた見せられたらいいなと思う。

そして恩師の旅行の行き先が、毎年変わらず沖縄であるといいな。とも少し期待し続けている。

首里石鹸 佐藤 りょうすけ