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首里散歩 Vol.397 石垣島の緑

今年のバカンスは石垣島にいった。

おそらく4、5年ぶりの石垣島。「おーりとーり、やいまへ」と白い石垣に迎えられ、9月だからか風も爽やかで気持ちよく吹いていた。

早速古民家で八重山そばを食べているとスコールが降ってきた。

縁側が広く開かれた古民家で雨の音を聞いていると満腹感も手伝って眠たくなった。

10分ほどで雨は止み、庭の黄色いアラマンダがより眩しく染まっていた。

食後は美味しいジュース屋さんへ。

サトウキビを搾り沖縄のフルーツや野菜をすりおろしたジュース。久しぶりの緑黄色野菜が体の内側に染みて、浄化された気分に。

もちろん滞在中たくさん泳いだ。

レンタカーでなんとなく辿り着いたビーチ。シュノーケルをつけて1時間魚と戯れた。石垣の海は緑を感じる。

そういえばジュース屋さんの隣にはヤエヤマヤシの森があってそれが天然記念物であることを初めて知った。石垣島のドライブ中は両脇にはいつでもガジュマルやマングローブ、ヤエヤマヤシやサトウキビ。その他にも観葉植物のような緑たちがいて、まるで温室植物園のよう。

石垣の緑たちはそれぞれ個性があって、みんなツヤツヤで雄々しく立っていた。

海の色はそんな石垣島のジャングルを反射させてか、目の裏のエフェクトとなってか、よく言うエメラルドグリーンの色に見えた。

海の色が違うことは竹富島に行ってわかった。そこはよりシンプルで軽い水色で、竹富島の素朴さを表現しているみたいだった。

緑はもともと好きな色だったけど、石垣の緑を持って帰りたくてお土産やさんで緑のミンサー織の名刺入れを自分に買った。石垣島の緑はわたしにパワーを与えてくれる。

たくさん太陽を浴びて、風に触れて、雨に濡れてツヤツヤの葉っぱをつけて。曲がっていたり、絡み合ったりしながらも変わらず堂々して。

自信がなくなったり、目の前がくすんで見えてきた時は目を瞑って石垣の緑たちを思い出してみよう。

首里石鹸 池田まお