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首里散歩 Vol.402 毎年恒例の七五三

11月15日は七五三。この週はテレビをつけると七五三祝いのニュースが流れる。

慣れない着物を着た子どもたちが、おぼつかない足どりでお参りをしたり、写真撮影に泣き出したり。何もかもが微笑ましい。

そして、誇らしい表情で撮影に応じる子どもたちを見ている親御さんの表情にほっこりする。

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一応我が家でも七五三を祝う。一応というのは我が家の息子たちは犬だから。怪訝に思う方もいるだろうが、我が家の息子たちは私にとっていくつになっても『万年パピ男の三歳児』なのだ。

というわけで、毎年七五三を祝うことになる。

七五三となるとおめかしして、写真撮影が定番だ。写真館での撮影風景をニュースで見ると泣いてしまう子、おもちゃに夢中になる子、しっかりカメラ目線になってくれる子とさまざま。

その風景が我が家でもそっくりそのままの風景になる。おやつをちらつかせながら「こっちだよ、グッボーイだね。」「おやつ食べるいぬ~」の連呼。

写真を撮るわたしの声が響き渡る。

何枚も撮った写真を見返すと、長男がおやつばかり見ていてカメラ目線じゃない、次男は動き回ってばかり、三男だけがじっと座ってこっちを見ている、四男は一歩も二歩も後ろに下がって前に来てくれない。写真一枚一枚が大切な思い出。

七五三は、子どもの成長を祝い、同時にこれからの成長を願う行事。もう一つ、七五三は親として(私の場合飼い主として)の責任と喜び、そしてしあわせを感じる行事なのだとあらためて気づく。

今年も写真を見返している私の足元で、いつも以上におやつをゲットして満足気な我が子(犬)は、それぞれの格好で昼寝をしている。その息遣いがどれだけのしあわせを運んでくれることか。

七五三も終わると、今年も年末に一気に向かう。
散歩にはもってこいの季節。やっと沖縄でも涼しさが味わえる。この子たちと散歩で遠出してみよう。

ライター
大城くいじなう