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首里散歩 Vol.23 猫との時間

毎年、お正月には急に寒くなると感じていた沖縄ですが、、、
今年はむしろ暑さを感じる気候で、お仕事や学校がスタートしました。

そのせいか、年明けの休み明けという感覚が全くしない、
とてもリラックスした時間の流れを感じています。

今日、ふと空を見上げると、温暖前線が近づいている時に見られる巻雲の一種、
鉤状雲(かぎじょううん)が見られました。

まるで天に駆け上がる龍のようにも感じて、おめでたい気分になりました!

このやや暑めの小春日和で、最近楽しみにしていることがあります。
それは、公園での猫との会話です。

ボランティアの方々が、虚勢や避妊の手術をした上でエサやりをしている地域猫たちが、
親しげに声をかけてきてくれます。

実は、3年前に保護猫の里親になり、うちにも家族の一員となった猫がいます。
猛暑や強風や台風など、自然環境が厳しい日も少なくない沖縄で、
どれほど厳しい生活を送っているのかととても気になりますが、
この公園で積極的に話しかけてきてくれる猫たちは、まるでその心配を汲んで
自らの生活を教えてくれるような動きをします。

椰子の木に止まった鳥がバサバサと音を立てているのに見入っていた猫が、
くるりと振り返って私に何度も声をかけてきて、足元に擦り寄ってはまた木に戻り、
振り返って声をかけてくるのは、やはり狩を手伝ってと頼んでいたのでしょうか。

たっぷりと時間を使って多くの猫たちと会話をし、暮れゆく夕陽を眺めながら、
猫たちの語りかけに想いをよせています。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子