沖縄に移住してすぐに、初めて訪れた沖縄こどもの国。
まだ3歳だった息子を連れて、ドキドキヒヤヒヤしながら回った園内。何度来ても、動物達の長閑な様子を楽しみながら、当時の可愛さと今の安心感を交互に思い浮かべてしまう。




去年の秋、もう何度通ったかはわからないお馴染みの池で、水鳥の餌やりをしていると、息子と鳩がまるで一緒に散歩しているように歩いて行った。

今度は、「指を立てたら後ろの手すりにさがって!それができたらエサをあげる!」
・・・いやいや、それはさすがに無理なんじゃ?、と笑いながら見ていると、すっかり息の合った鳩は、息子に褒められながらその指示を見事にこなしてしまう。

その瞬間、辺りがざわめいて、息子が首をすくめると一斉に飛翔が始まり、まるで息子の手元から鳩たちのショーが始まったように感じた!





つい先ほど飛んで行った米軍機の記憶も薄れるほど、飛翔する鳩が抑揚をつけて間近から空いっぱいに行き来する様子が圧巻で、二人で顔を見合わせて、何度も拍手を送り合った!
4月から高校生になる息子だが、何事にも色々な方法があることがわかり、自らの言葉で語れるようになって、気づけば、信頼のおける趣味の合う親友のように微笑んでいる。

息子の変化を感じる度に、この時の飛翔の瞬間と高揚感を思い出し、自分の中に眠っていた興味や感性が動き始めるのを喜ばしく感じている。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子