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首里散歩 Vol.91 やちむん作りと沖縄の海 2021年1月31日

先日、友人に誘われて、名護の小さなアトリエで沖縄の伝統工芸である、
「やちむん」のろくろ体験に行ってきました。

やちむんとは、沖縄の方言で焼き物のことを指します。
色鮮やかで、躍動感の溢れる模様が特徴的です。
人生で初めてのろくろ体験。私は、お茶碗を作りました。

お茶碗の底から縁にかけて厚みを段々と薄くなるようにと職人さんから習ったのですが、
力の入れ具合ですぐに形が変形し、厚みがあると作っている最中に重さでぐにゃぐにゃになりました。

私がはじめに作りたい!と思い描いていた形とは程遠い仕上がりになり、
難しく感じたのと同時に、冷たい土の感触や固まりだったものが形になっていく楽しさを知りました。

私が作ったやちむんは思うように出来ませんでしたが、やちむんに表現された不器用さが私らしく、友人との思い出をカタチとして残すことができ、思い入れのあるモノとなりました。

やちむんを焼き上げるには、窯焚きや冷ましなどの工程を終え、何日もかけてやっと出来上がるのですが、
途中で歪んでしまったり、割れてしまったりすることも珍しくないと聞き、
売り物としてお店に並んでいるやちむんの繊細さがより美しく、
そして職人さんの技術力の高さを改めて学びました。

ろくろ体験を終え、「少し歩いたら海見えそうじゃない?」と散歩をしました。
友人と会うのも久しぶりで、お互いに頑張っていることや最近の近況を沢山話し、 とてもいい刺激になりました。

アトリエを少し歩いて抜けた先には、誰もいない静かな海が広がっていました。
穴場の海を見つけ、透き通った海の綺麗さを、独占できたように思え、
友人と2人、興奮と感動したのを覚えています。

改めて知る学びや、実際に体験することで、今までよりも
やちむんが尊く、美しく思えるようになり、とても良い1日を過ごすことができました。

ライター
首里石鹸 知念桃花