ここ数日の沖縄は、
梅雨だということを忘れてしまうような、じりじりと強い日差しから、
夕方になって急に雷雨…という
まさに青天の霹靂の天気が続きました。
東京にいた時の感覚で言えば、
『梅雨』というよりも、『急に激しい雨の降る夏』といった感じでしょうか。
今年は外出も少なかったせいか、本当に夏を感じる日が遅かった印象ですが、
久しぶりに、腕と首に日焼け止めを塗らないといけない危機感を味わっています!
車で出かける時はほとんどが海岸線を使うので、
信号待ちの間、海景色が目を喜ばせてくれるのですが、
この時期の夕焼けは色が澄んでいて、水彩画のような色合いを楽しんでいます。
自分は、なんて小さな存在なんだろうと、
包まれている自然の大きさを感じては、
どこかホッとする気持ちになります。
また、 夏らしい日差しを感じるようになってくると、
歩いている時は、つい、顔を上げて、
頭上に広がる景色を楽しんでいます。
道を彩る花々も生い茂る樹々も、やはり顔を太陽に向けて咲いていて、
同じ生命を受けている仲間だという意識が染み入ります。
沖縄の神様は、『祖霊神』『自然神』『来訪神』の3つに分類されると言いますが、
自然界にあるもの全てに神が宿るという考え方は、
豊かな自然を日々感じていれば、備わってくる気がします。
空に浮かぶ雲も、
愛嬌のあるヒージャー(ヤギ)が
こちらを覗いているように見えます!
「今日もありがとう」と心で唱えて、もうすぐ始まる本番の夏の予感を感じるのでした!
ライター
首里石鹸 白鳥恵子