来間島に宿泊した3月のとある日、ビーチサイドでバーベキュー料理を味わえる体験を予約した。
そのディナーをとても楽しみにしていた私達は、思いっきりお腹をすかせたいと思い、ホテルからお店まで歩いて行くことにした。
GoogleMapで調べると歩いて20分ほど、約1.6kmの徒歩の旅。私達は長く続く農道を歩く。
普通に歩いていると飽きてくるため、走ったりスキップしたり跳んだりしてみた。
結果、運動不足を実感してしまう。
これからはコンスタントに運動しよう。。。
しかしながらこの疲れは、会場を目の当たりにしたことで吹き飛んでしまった。
そのビーチサイドには手作りのボードウォークがあって、素敵にライトアップされていたのだ。
さらに進むと、ライトアップされたスペースに木造のハウスとテーブル。
お洒落で特別感のあるスペースに、ワクワクが止まらない。
あいにくの曇り空だったが、それでも美しい海とライトアップされた幻想的な風景を見て、歩き疲れていたはずなのにはしゃいでしまう私達。
そしてバーベキューのメニューを見て、さらに楽しみが膨らんでいった。
「え?これがバーベキューのメニューなの?」
正直そう思ったが、グリルで作り出される料理たちを見て、幸せを感じていく。
普段おこなうビーチパーティーの延長を想像していたのだが、その想像を大きく超えてしまっていた料理たち。
食べるのを忘れて写真を撮り続けてしまったり、逆に写真を撮り忘れて食べてしまったり。
暗くなるにつれて光が強く感じられていき、視線はビーチから料理に、そしてこの空間に移っていく。
私達だけの特別な空間と料理に、最後までワクワクが止まらない状態。
沖縄の旅には、こんな特別な演出がとても似合うんだな。
こういう素敵な体験ができる場所を、沖縄旅行をする方々に私は知ってもらいたい。
素敵な体験はどんな疲れも吹き飛ばしてしまうもの。
それを思いっきり実感できた来間島の夜は、私の沖縄好きをもっと大きくしてくれた。
首里石鹸ライター
須藤 大治郎