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Vol.204 沖縄の風景が持つチカラ。

今年は空梅雨なのかな。
そう思っていた6月のある日、恩納村での仕事。

現地に伺ってから動画の構成を考え、何度も撮影して、パズルのピースを埋めていく。脳内でブラッシュアップして、「あ、ここはこうした方がいいな」と思ったら更に撮影。これを繰り返し、紹介する場所の魅力を積み上げていく。

こういう形で仕事をした自分へのご褒美は「ボーッとする時間」。
そしてその時間を過ごす場所を選ぶのも、僕にとっては幸せな時間である。

恩納村で遅めのランチ、そして頭の中をリセットできる場所。
この日に行きたい場所は結構すぐ決まった。
恩納村の綺麗な海を高台から見ることができる場所。
ここに来るときは、僕はどんなに暑くてもテラスのカウンターに座ることにしている。

テラスから眺める緑、海の青、そして空の青と白。
この絶景を見ながらアイスコーヒーをいただき、ピザを食べる時間。

「これはピッツァじゃない、ピザだ」
こんなことを考えながら食べるピザ。

ピッツァとピザの違いを考えながら、なぜかいろんな「違い」について考え始める。
そんな連想が楽しくなり、新しい気づきを得たりする。
多分このときの僕は、ひとりですごいニヤニヤしていると思う。

そんな自分、嫌いじゃない。

高いところから眺める沖縄の風景は、頭の中の疲れを癒やしたうえで、脳内を活性化するチカラがあるみたいだ。

そのチカラを得るために、これからもボーッとする場所を探そうと思う。

首里石鹸ライター
須藤 大治郎