以前働いていた職場で、「実家の味と言えば、何が思い浮かぶ?」という話になった。
「ありがちだけど、煮物かな?」という人もいれば、「煮込みハンバーグ!」という人もいたり、更には「チリコンカン(ひき肉・玉ねぎ・豆・トマトをチリパウダーなどの香辛料を加えて煮込んだメキシコ料理)」や「アドボ(鶏肉を酢や醤油、ナンプラーで煮込むフィリピンの家庭料理)」をはじめとした多国籍な料理の名前も飛び交うこととなり、なかなかに盛り上がった。
その中でも特に印象に残ったのが、「粕汁(かすじる)かな。」という回答だった。
写真:粕汁。彼女のお家では大根、ニンジン、里芋、ゴボウ、油揚げ、こんにゃく、ニンジン、鮭を入れるのだそう。
恥ずかしいが、その時初めて「粕汁」という郷土料理がある事を知った。「それってどんな料理なの?」と聞くと、「酒かすが入ったお味噌汁だよ。豚汁みたいに具も色々入っていて美味しいよ。」と返された。
その時は「へ~いつか飲んでみるね。」と返したけれど、あれ以来、粕汁を食べる機会は訪れず、ずっと「粕汁ってどんな味なんだろう?」と思っていた。
最近、スーパーでお試ししやすいサイズの酒かすパウダーを見つけ、ふいにあの日の彼女とのやり取りを思い出した。しかも、今年の目標は「いつかやりたいと思っていた事をやってみる。」だ。
一つ手に取ってカゴに入れる。
小さなことだけど、まずはここから試してみようと思う。
首里石鹸 中里ゆきこ
≪ひとくち解説≫
酒かすには、ビタミンB群(B1・B2・B6等)やアミノ酸などが豊富に含まれており、悪玉コレステロールの値を下げたり、お通じのリズムを整える働きがあると言われております。また、「泡盛酒かす」には、これに加えてクエン酸が豊富に含まれているため、疲労回復や血液をサラサラにする働きなどの効果も期待できるそうです。私たちも暮らしの中で上手に取り入れて、健やかな肌や髪を維持するのに役立てていきたいですね。
ビタミンB1⇒疲労回復や食欲不振の改善
ビタミンB2&B6⇒皮膚のトラブル改善や粘膜、髪の再生を活性化
※上記は「酒かす」&「泡盛酒かす」に対する説明であり、製品に関する効能ではありません。