なかなか友人と会う機会がないこの頃。
この頃というか、ここ数年は年に2〜3回会えるかどうかぐらい。
話したいネタが溜まるばかりで、あまり話せていないんだなぁと感じていたけど、よくよく考えると、月一で通っているネイルサロンでたくさんしゃべっている。
ずっと同じ担当さんに施術をお願いしていて、最初の頃はiPadでアニメを見ながら過ごしていたけど、話し出すようになると止まらなくなり、いつの間にかiPadはセットされなくなった。
普段あまり話せていないことで、しゃべりたいオーラがすごく出ていたのか、私の気持ちに気付いてくれて、その気遣いは私にとってとても嬉しいこと。
友人にも話すようなことを、担当さんにも話してるし、ツボに入るほど笑ってしまうこともある。
勝手ながら、毎月友人に会いに行く感覚でいるので、いつも楽しみで仕方ない。
爪を綺麗にしてもらう嬉しさもあるが、おしゃべりしたくてそわそわ、ワクワクしながら席に腰掛ける。
今月の仕事はどうだったとか、家族の話から始まることが多いが、一通りこのへんを話し終えたあと、今日の話題は「一人称」についてだった。
沖縄の女性は自分のことを名前で呼ぶ人が多く、特に周りもそこに対して違和感を持たない。
だけど社会に出て年齢を重ねると、プライベートでも一人称は「わたし」に変わっていく。そうなると、地元の友人と会っている時に「わたし」と呼ぶことに、少し恥じらいがでてしまうこともある。
それでも未だに話しているうちに、相手に釣られて、自分で自分の名前を呼んでしまうこともある。という“沖縄あるある”な話しで盛り上がり、あっという間に施術終了の時間。
「また来月もよろしくお願いします!」と手を振り、綺麗に仕上がった爪を見て、ルンルン気分で帰宅する。
私の毎月の楽しみイベントだ。
ライター
玉城 悠以奈