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Vol.29 心地よい、苦い思い出

夏になると母のゴーヤーチャンプルーが食べたくなる。といっても、美味しく食べられるようになったのは大人になってから。

昔、電気屋のおじさんが「畑でたくさん採れたから。」と大量のゴーヤーをよく届けにきてくれた。
当時の私は、ゴーヤーが大の苦手。軽トラックのエンジン音が近づいてくると、苦い顔を浮かべ、2階の窓からおじさんを眺めていた記憶がよみがえる。

そんな我が家の食卓で出てきたゴーヤー料理は、「ゴーヤーチャンプルー」。豚肉は使わずポークランチョンミートが定番。ゴーヤーの苦味を和らげてくれるから、私の中では救世主だった。母は、それを知ってか知らずか、いつも多めに入れてくれた。

それでも箸が進まない私を見て、祖母と母は必ずこう言う。「ゴーヤーが美味しいと思ったら、大人の仲間入りだよ。ほら、かーなー(妹)に先越されちゃうよ。」その言葉を合図に、妹と誰が先に食べ終わるかを競っていた。

当時は凄く苦い思い出だと感じていたけど、母親になり、“人のために料理をする”ことが日常にプラスされた今では、献立を考えるたびに浮かぶのが、家族7人で囲んだ食卓。凝った盛り付けをするわけではなく、シンプルで、すぐできる、やさしい母の味。
苦手だったゴーヤーの味が、温かい思い出として記憶に残っていて、なんだが幸せな気持ちになった。

今年もファーマーズマーケットにゴーヤーがずらりと並ぶ。「今日が美味しい記憶になると良いな。」そう思いながらゴーヤーを手に取った。

首里石鹸 伊波みか

≪ゴーヤーのひとくち解説≫
ゴーヤーの苦味の正体の「モモルデシン」という成分。この成分は胃液の分泌を促す効果が期待でき、夏に多い食欲不振などの夏バテにも良いと言われています。さらに、ゴーヤーには肌にハリや弾力を与えるといわれているビタミンCの保有量が高く、紫外線の強い夏にぴったりな食材です。ぜひ、積極的に取り入れてみてください♪

天然由来成分を取り入れた
肌にも繊維にも優しいファブリックアロマスプレー

沖縄の香りで今日の一日を労るように、やさしく、やわらかく、リラックスできることを願い誕生した「ファブリックアロマスプレー」。実は、寝具や衣類が肌に触れることを想定し、ゴーヤーをはじめとする沖縄素材の天然由来成分(月桃、アロエ、シークワーサー、オクラ、アセローラ、タマヌオイル)を配合しました。上質な眠りと心の癒しを追求した首里石鹸初のファブリックアロマスプレーを、ぜひご堪能ください。

・新商品デビュー記念価格販売期間:2024年8月1日(木)~8月31日(土)
・販売店舗:オンラインショップ、各ギャラリーショップ、空港内コンセプトショップ、POPUP SHOP(金沢)

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