「こんなに大きい滝、沖縄にもあるんだね。」
とある雑誌の“やんばる絶景特集”を見ながら夫に話しかけると
「あー、ター滝だね。…えっ行ったことないの?」と少し驚いた後、興味津々な私に思い出話を聞かせてくれた。
名護の大学で寮暮らしだった夫は“友人と遊ぶ”となると、もっぱら海・森・川に遊びに行っていたらしい。(「国際通りとかじゃないんだ」と口を挟むと「人が多すぎるし、遠い。」とひと蹴りされた。)
それは沖縄も涼しくなり始めた10月ごろ、午前の講義で授業が終わると、いつものように「滝、行こうぜ!」と友人7人ほどで集まり、免許取り立てのドキドキする運転で目的地へ。
その日の川は穏やかで、それでも川入口から滝まで道のりがけっこう長く、ちょろちょろと流れるところもあれば深まった場所もあり、ロープや木のつるを頼りに頭を使って進んだり、何も考えず全身ずぶぬれになって直進したり、思い思いに突き進む。
ようやく滝にたどり着くと、平日ということもあって貸し切り状態。滝の音と鳥の声に包まれて、開放感から脱ぎだすやつもいたよと思い出し笑いながら話す。
その中でも滝には特に圧倒されたと言う。
近づくと周りの音も聞こえなくなるようなものすごい滝の音。霧のように舞う水しぶき。肌にふわりと触れる柔らかな風。思わず深呼吸したくなる、心が洗われるような時間だったと。
「あの時友人と何を話したかなんて覚えていないけど、あの空気感は覚えてる。なんだか不思議だなぁ。」
すっかり私も行きたくなり、もう少し涼しくなったら一緒に行こう!と計画を立てる。滑りにくい靴も準備しないとね。
思い出の中の経験を呼び起こしながら、安全に滝に挑んでみたいと思う。
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