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Vol.1 ~教えて、わかなさん~ 沖縄の健康果実、シークヮーサー

シークヮーサーってなんだろう?

沖縄県北部地方で栽培が盛んなシークヮーサー。見た目はスダチのような小ぶりの青緑の果実で、熟すと黄色になります。“庭に植えると代々栄える”とも言われ縁起の良い果樹とも知られています。

実はシークヮーサーは沖縄の方言名。
“シー”は酸っぱい、“クヮーサー”は食わせるものという意味。
刺身の醤油や焼き魚にかけたり、絞ってジュースにしたりと様々な食べ方があり、沖縄では昔から馴染みのある果実です。

昔、おばぁの家にシークヮーサーの木が植えられていて、実がなるとおばぁから貰って、母がシークヮーサーゼリーを作ってくれました。あの酸っぱくてほんのり甘いシークヮーサーゼリーを食べると子供の頃を思い出し懐かしくなります。

注目の成分“ノビレチン”の含有量が抜群!

ノビレチンは、柑橘類の果皮や果実に含まれるフラボノイド(ポリフェノール)の1種。ノビレチンには、認知症予防・血糖値や血圧の上昇抑制・新陳代謝アップ・ターンオーバー促進・抗アレルギーといった様々な効果があります。

特に認知機能や記憶が改善するという効果に注目が集まり、それがメディアで取り上げられると翌日にはシークヮーサージュースが品薄状態になったというニュースも流れました。

今ではサプリメントなどでも摂取できるようになったノビレチンですが、同じ柑橘類でもシークヮーサーは温州ミカンの10倍も含有されているんです!

シークヮーサーで美肌を手に入れる

シークヮーサーに多く含まれる”ノビレチン”ですが、実は肌にもいいんです。
紫外線を長く浴びすぎると肌表面が火傷のような火照った状態になることは知られていますが、実は紫外線は肌の中まで届き、目には見えない炎症を起こしてしまうんです。
肌はそのダメージから身を守ろうと黒褐色の色素を作り出し、黒い日傘のように紫外線が入ってこないよう肌を守ろうとします。その黒褐色の色素の正体こそ、シミのもとメラニンなんです。人間の体内では一定量のメラニンが必要ですが、増えすぎるとシミやくすみのお悩みに。

ノビレチンは、メラニン生成酵素であるチロシナーゼを活性化させるたんぱく質の働きを抑えることが分かっています。チロシナーゼを直接阻害するわけではないので、白斑などの副作用も出にくいとされ、新たな可能性を秘めた美白成分としても期待が高まってるんです。

シークヮーサーを上手に生活に取り入れて

首里石鹸のすべてのスキンケア、ヘアケア製品には、シークヮーサーエキスが配合されています。
なかでもボタニカルハンドメイド石鹸の“果実”と“首里”には、沖縄産のシークヮーサー精油がブレンドされているのでより沖縄を感じられると思います。

私は最近から、美容と健康の為にシークヮーサーの果汁原液を水や炭酸水で割って飲むようになりました。炭酸水で割るとシロップを入れなくてもシークヮーサーの酸味と渋みが和らいで飲みやすいのでオススメです。
沖縄の強い日差しと愛情を受けて育ったシークヮーサーの生命力や優しさをあなたなりの取り入れ方で感じてみてください。

首里石鹸 伊波若奈