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首里散歩 Vol.424 はじめてのかるた

今年のお正月は張り切っていた。
なにせ息子が3歳になったのだ。いろんなことがわかりはじめたから、お正月らしいことがたくさんできるはず。

年末は年越しそばを食べて、紅白を見て、カウントダウンをしよう。
凧あげをして、初詣では好きなゲームをひとつだけやらせてあげよう。
そして…かるたをやろう!

わたしは幼少期、おばあちゃんの家でやるかるたが大好きだった。だから、息子とかるたをする日が来ることを、密かに楽しみにしていたのだ。さらに年末、「かるた」で検索をかけると、タイミングよく大好きな作家さんのかるたが発売されたばかりだった。これはご縁!と年末のうちに注文し、開封を心待ちにしていたのだ。

そして1月1日に、ついに開封!

絵本でおなじみのはらぺこめがねさんのかるたである。かわいい!!
もはやこのかるたが家にあるだけで、わたしのテンションはかなりあがる。

絵本でも見たことがある絵柄のカードがずらっと並ぶと、息子も大興奮!
ルールはわからないながらも、とにかくカードを自分のものにしたいという欲望のまま、気に入った絵柄のカードを手元に集めようとしていた。

その手を止め、まずはルールを教える。そしてあらためて夫と競わせる。もちろん慣れるまでは夫はカードを取らずに見守る側だ。最初のうちは、息子が次々カードを取るところを眺めながら「そうそう!そうやって遊ぶんだよ」と慣れさせることに努めた。

次第にカードを取るペースが早くなっていく。かるたを掴んできたな?と思う頃に、一度「パパがカードを取る」シーンを挟んでみることにした。

すると息子、
夫がカードを取った瞬間、大号泣!
「〇〇(息子)のだった~」と絶叫しながら暴れ、夫からカードを取り上げて、部屋の隅っこへ逃亡する。

3歳児の独占欲はすさまじい。絵柄が息子の好きな焼きそばだったのも悪かったかもしれない。とにかく息子は部屋の隅っこを陣取り、収拾がつかないレベルで泣き続けた。

▲念願のかるた、10分程度で強制終了

結局かるたは当面、わたしが読み、該当するカードを息子が取るという、ふたりきりの遊びになった。息子が「かるたしよ」と声をかけてくるとき、それは「みんなでゲームをしよう」ではない。読む人と取る人のみで繰り広げる「カード取り遊び」を指している。

▲もはやただのカードと化したかるた

かるたはみんなで遊ぶもの。

それはみんなで遊べるようになってからでいい。ひとつの遊びの遊び方が年齢に応じて変わるのはおもしろいし、エコである。いつか息子がかるたのルールを理解したとき、そこから「かるたVol.2」がはじまるのだ。

そのとき「おいしいかるた」であれば、第一声で取れてしまうくらい、今はカード取り遊びをくり返して、絵柄とことばを体に覚えさせよう。

ライター
三好優美