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首里散歩 Vol.426 そして週があける

週末の夜、おきまりはアイロンがけ。

ナフキンや給食着、ハンカチに袋物と、今週子供たちがお世話になった学校グッズに、

「お疲れ様ーいつもありがとー!」
プシューっとねぎらいのスチームをあててスルンーっとシワをのばす。

(あぁ、お肌のシワもこんな風にのばせたらいいのに〜)

なんて他愛もない事を考えながら作業する時間を楽しむ。

そしてもうひとつ、お楽しみがある。


1人カラオケタイムだ。アイロンしながら、イヤホンで爆音全開の大熱唱。

青春の懐メロメドレーのときもあれば、少ししっとり、キュンとするラインナップで歌ってみる時もあり、自分への応援ソングをひたすらチョイスする事もある。

まわりにお構いなしで歌うのが定番なので、子供たちは決して上手いとは言えない母のアカペラをしばらく聴くことになるのだが、無論、この時間は好きにさせてくれているようで感謝だ。

そのなかでも沖縄ソングは格別だ。

オリオンビールやダイナミック琉球では、なんだか心が熱くなり、アイロンのスチームをムダにプシュプシュしたくなる。

古謝美佐子さんの「童神」では、歌詞をチラチラみながら、まるでウチナーぐちを使えているような気分で歌い、1人、気持ちが盛り上がれば、目の前のシワシワの洗濯物の山さえも、元気に子供たちがすごしている証と思え、愛おしく感じるので不思議だ。

しかしながら、沖縄ソングは自分で歌うより、しみ入る歌手の方のトーンや声の響きで聴くのが良い。三線の音色も心地よく、気がつけば、聞き入って無言になるのがその答えだろう。

島で過ごした日々や友人を思い懐かしさに浸れるのも、この時間でイヤホンから流れる沖縄民謡と相なれば、

(今頃あちらも寒くなってるかな?あの広場のイルミネーション、今もお正月にキラキラしてるかな?みんなどう過ごしてるかな?)……と思いをはせる。

あっ、そう言えば、そろそろムーチーの日だろうか?

(ムーチーの日、次の旧暦12月8日があたる日は2026年の1月26日との事。)

年の数だけぶら下げた姿。

幼稚園の行事で手作り体験。

蒸したてのムーチー。

今にも月桃の葉が香ってきそうに記憶が蘇る。

アイロンのスチームが白くのぼる。

そんなこんなで、1時間ほどかけた作業が終了する。そうか、今、アイロンにいつも時間がかかるワケに気がついた。

週末のおきまり。

私の大切な時間。

さて今週末は、「平川のおじサンバ」から気分をあげて作業しようかな。

ライター
パッチンくるり