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首里散歩 Vol.140 エネルギーチャージ 2022年7月16日

土曜日の昼間、目的もなく、一人でぶらり出かける。
エンダー(A&Wの略。アメリカ生まれのファストフード店)でテイクアウトしたハンバーガーにかじりつきながら、クーラーの効いた車内で好きな音楽を聴き、快適に過ごす。

昼過ぎの一番暑い時間。カッと照り付ける太陽。 車内で涼んでいた方が過ごしやすいのに、ふと「陽に当たりたい…。」そんな気分になり、ルートビア片手に外のベンチに座ってみる。

とたんに額に浮かぶ汗を感じながら、風もなく、ひたすら暑い中、ぼーっと空を眺める。 蝉の大合唱を聞きながら、「まるで植物と同じで、太陽から栄養をもらっているようだ。」とぼんやり思う。

しばらくジリジリとした太陽に当たったあと、自宅へむけて走りはじめる。
あまり人も車も通らない、地元の道にさしかかると、少し傾いた太陽の光を浴びながら、色鮮やかに咲くアラマンダの花を見かけた。車を脇に停め、「さっきの私と一緒だな~…。」と眺めていると、日々詰まっている、やらなきゃいけないことを考え、少しずつ減ってくる“心と身体のエネルギー”が満たされたような気がした。

週末が近づくと、自分なりのエネルギーチャージ方法を考える。
家で好きな映画を観ようか?
友人を誘って気になっていたお店にいこうか?
テイクアウトした美味しいものを家族で食べようか?
楽しく笑いながら過ごす一日も好きだけど、たまには太陽に当たりながら、ひとりのんびり過ごす一日もいいかもしれない。

ライター
首里石鹸 玉城悠以奈