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首里散歩 Vol.158 余韻のなかで 2022年10月20日

大好きなひとり時間。その日になんとなくで一日を過ごすことが多かったけど、最近は「翌週の休みは何をしよう」と、予定を立てることが楽しみになっている。

先日は、モノづくりをしている、いろんな作家さんの作品が集まるイベントへと出掛けた。

自宅からそう遠くはない場所だったけど、初めて向かう場所。
車に乗り、ナビを頼りにウキウキしながら向かった。

目的地に着き、扉を開くと、作家さんの個性、魅力たっぷりの手作りの食器や、インテリアなどがずらりと並んでいる。

色鮮やかだったり、透明だったり。
じっくり店内を周って、「これだ!」というものを見つける作業がとても楽しい。

欲しいものばかりで、「うーーん。」と、悩む。

そんな中から決めた、わたしがときめいた作品。

ガラスのコースターと小皿。

小皿は、わたしが以前、取材をさせていただいたガラス作家である津波古さんの作品。
取材の際に紹介いただいた、この作品がとても印象深く、ずっと欲しかったモノ。

コースターは、色味とデザインに一目惚れし、思わず「かわいい…。」と呟いてしまった。

それぞれ、いくつか同じ作品があったけど、手作りなので一つ一つ形が違う。
それもまた、選ぶワクワクが増えて、楽しい時間が倍になった気分。

お気に入りのモノを買う、という満足感もあるけれど、それ以上に、楽しい時間で埋まっていく一日となることが幸せ。

自宅に帰り、作品を手に取って外の光に当てながら、しばらく眺めてみる。

ぼーっと眺めるこの時間が、心やすらぐ、束の間の休息。
次は、どんなひとり時間を過ごそうか。

この日のときめきを残したまま、次の予定を立てる、最高な時間。

ライター
首里石鹸 玉城悠以奈