沖縄にはたくさんの離島がある。
僕は離島に遊びに行くのが好きで、特に年に数回は波照間島に行っている。
他の島にも興味はあるが、やはり波照間の人たちに会いたい。
そうすると、行き先はどうしても波照間になる。
そして波照間に行ったら必ず買ってくるものがある。
それは波照間の泡盛「泡波」と、波照間の黒糖でつくられた「黒蜜」。
今や、家にないと落ち着かない2つ。
波照間島内でつくられているため、あまり多く出回っているものではないのと、本島でも販売しているところがあまりなかったり、高価になってしまっていたりするため、自分用やプレゼント用に毎回買ってくる。
もちろん波照間以外の島にも、お土産の定番はある。
そしてそれは、まだ行ったことのない島にもあるのかもしれない。
今年、4年ぶりに「離島フェア」が開催された。
18離島市町村の82事業者が参加する、県内最大規模の離島イベントだ。
ここで発見できるものは、沖縄離島でつくられている特産品と、観光情報。
数ある離島の情報が1箇所に集まるのは本当に嬉しい。
最初に探したのは多良間島のたらま七味。
これは多良間島で採れるもので作られているのだけど、風味が豊かで欠かせないものだ。
そこからさまざまなブースの方と話して、島のことを色々教えてもらう。
特に島のお土産のPRについて等、お話を聞いて勉強になったり、課題も見つかったりもする。
大きい島から小さい島まで、それぞれに特産品があり、そこにストーリーがある。
それを教えていただいたら、その方や島に深く興味をもち、行ってみたくなる。 離島フェアは、様々な出会いと行動意欲をいただける場所。
そして自治体ごとに観光プロモーションも頑張っている。
竹富町で配っていた、島の紹介をする漫画は、家に帰って何度も見返してしまった。
ワクワクする内容で、次に行きたい島も見つかった。
これをもっとたくさんの方に伝えたいな。
そして気づいた。
僕、唐辛子とピカリャ~のぬいぐるみしか買ってない。
島ごとに島とうがらしの味が違うと思うので、試してみたくなった。ということにしておこう。
セルラーパークの外では、離島の美味しい料理が食べられるように、屋台が並んでいた。 せっかく買った唐辛子たちを楽しめるように、石垣牛の盛り合わせを。
離島の商品を通して人といろんなお話ができて、次に行きたい場所も見つかる。
このフェアだけで止まらず、実際に離島に赴いて、もっとたくさんの沖縄を感じていきたい。
首里石鹸ライター
須藤 大治郎