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首里散歩 Vol.236 自分もなりたい。

人見知りのわたしが昔から憧れている存在というのが、“ 愛嬌のある人 ”。

就いた職場に居ることもあれば、出先で突然、そんな人と出会うこともある。

昔働いていた職場で、同期で同い年の女の子。
先輩、後輩、お客様、初対面でも関係なく、人懐っこく可愛らしい。この子が居る空間は、ポッと灯りがより一層明るくなるような、その場の雰囲気が変わる。

また、出先で突然出会う“ そんな人 ”は、特に心に残るし、ビビッと衝撃が走る。

数年前に出会った、コーヒーショップのお姉さん。
注文受付けのほんの1〜2分で、「わ。なんか素敵。」と思うほど、自然な会話と笑顔。接客を受けた、という感覚ではなかった。

その後、ドリンクを受け取って車に戻ってからも「あんな数分でこんなに印象に残ってる。素敵なお姉さんだったなぁ。」と、心地良い対応にしばらく余韻に浸るほどだった。

そしてここ最近では、パン屋さんで出会った女性。

久しぶりに行くパン屋さん。駐車場に車を停めたが、運転が下手なわたし。変な停め方をしてしまった。
車から降りてはいたが、やり直そうと再度乗り込もうとしたところ、次の車が入ってきてしまった。

何も言わずに車を動かそうとした場合、何かあったら大変だ。。その車に近づいて、停めにくくてすみませんという意味で、窓越しに「ごめんなさい!!」のジェスチャーをした。

すると、突然近づいてきたわたしに戸惑うこともく、はにかんだ笑顔で「大丈夫!」というようなジェスチャーを返してくれた。

それを見たわたしは、「良かった…。」よりも、そのずば抜けた愛嬌に「えーー!」と、内心、大きく叫んだ。思わず、友人に「今、こんな人がいたんだけど!!」と謎の報告。

咄嗟に振る舞えるあの反応と素敵すぎる笑顔。

自分がここまで刺激される人に出会うというのは、すごく良い事だ。

刺激されるだけでなく、自分も誰かを相手に、なにか印象に残る、そんな存在になってみたい。

ライター
玉城悠以奈