段々と寒くなるのかな?という予想に反して、暑さが蒸し返してきている沖縄です!
寒がりの私はホッとしています。
実は1ヶ月ほど前の暑い日に、
たまたま立ち寄った公園で、生まれて数日の子猫2匹を見つけました!
子猫達はとても元気でしたが、母猫の姿はありません。
どうしても気になるので、一度帰ってから再び、車で30分の道のりを、一人で向かいました。
陽の落ちかけた景色はあっという間に闇となり、夜でもあまり気温が下がらず、
まだ夏の夜の匂いが漂っていました。
案の定、母猫の姿もないので、すぐに栄養の取れるシロップを飲ませると、
一人、また一人、と人が集まってきました。
昼間に見かけて、気になって各所に連絡して待ち続けていた方や、
ネットに上がった情報を見て、誰も動く気配のないのを見て、心配で駆けつけた方など。
保護しか命をつなぐ方法はないと判断して、子猫を育てた経験のある方が保護してくださることになり、
その場にいた数名でお金を出し合い、その申し出に心から感謝しました。
「命を守りたい」という想いで自ら動いた力が集まると、大きな力になることを実感しました。
そして、沖縄で漂う、温かく芯の通った感性を感じ、
困っている人を助ける精神を表す『ゆいまーる』という言葉が思い浮かびました。
当日の夜、体の小さかった子は短い命を終えたという悲しい報告がありましたが、
みんなの想いを力にすくすくと育った1匹の子は…
先日、わが家が預かり、そのまま家族の一員となりました!
奇跡とゆいまーるで繋がった命がわが家に来てから、
コロナ禍で開催が危ぶまれていた運動会がありましたが、
保護者のお手伝いの方も例年になく多く集まり、
家では家族が力を合わせて子猫の世話をし、
まさにゆいまーるで、とても温かい雰囲気に包まれました。
困った時ほどゆいまーるが本当に温かい、そんなことに気づいた沖縄の秋でした。
ライター
首里石鹸 白鳥恵子