日差しは暖かく、吹く風は涼しく、気持ちがいい祝日の昼間。
ふと行きたくなった場所があり、好きな曲を聴きながらのんびりと首里散歩。
「金城町の石畳」を絵に描いたことや、 パワースポット の「大アカギ」で友達とパワーチャージしたことを思い出す。
楽しみながら歩いていると、早々と着いた「崎山公園」。
ここからの眺望は、走る車、歩く人、遠くの海まで見渡すことができ、街が動いているのを感じる。
しばらく眺めを楽しんだ後、今日の目的地へ。
そう、小さい頃からずっと見てきた「首里城」だ。
私はここから見える首里城が大好きだった。
昨年、私が年賀状に選んだのは、後光が差し堂々とした「首里城」だった。
大好きだったからこそ、
ぽっかりあいた空間を見るたびに心が痛み、最近までここに来ることを避けていた。
だけど、今日はここに足が向いた。というより引き寄せられたようだった。
今日はしっかりと見ることができる。
少し心の整理が出来たのかな?
時間が掛かったけれど、これからも私なりにできることをしていきたいな。
そんな気持ちになった。
沖縄の11月の陽気は気持ちを楽にしてくれる。
穏やかでやわらかく、優しさに包まれているよう。
花も緑も空も太陽も、私の気持ちを応援してくれているよう。
風がきもちいい。
ライター
首里石鹸 田中里歩