今日はあいにくの雨。
ではない。
久しぶりの平日、仕事はお休み。
雨じゃ布団も干せないし、
掃除もままならないのでお休みをする。
さて何をしようかな。
そんな私は先日、ここだけの話で
臨時収入が入った。
けれども、「よし!沖縄へ行こう!」と、言えるほどではない。
このままだと、子どもたちの必要品や
日常の支払いに消えてしまうのが目に見える。
なので、 何か自分の楽しい事に使いたいな、と思う。
(良いよね、良いよね)
自分に問う。
ふいに出来た雨の日。
お出かけ日和。
(本でも買うか、美術館やカフェにでも行くか、思いきって1人、映画でも見に行こうか!?)
魅力的なプランを考える。
ワクワク感と、子どもたちの知らない間にコッソリ出かけるドキドキ感がたまらない。
そこで思いついてしまった。
(そうや!「リトル沖縄」には行ける!!)
皆さんは、ご存知でしょうか?
大阪の「大正区」は「リトル沖縄」
と呼ばれており、沖縄にルーツのある方々がたくさん暮らしておられ、まるで「沖縄の街の一場面」かのような場所があることを。
あそこに行けば、沖縄を感じれるんじゃない!?
我ながらナイスアイデアだ!
さて、そうとなれば、したく支度〜
少し部屋と台所を片付け、洗濯物を干す。
気づけば昼前になっていた。
(わっ!もうこんな時間!?)
と、一瞬焦ったけれど、
たいしたことはない。
飛行機や船のように予約はいらないのだ。
身軽な準備をして
さてさて出発!

雨がザーザー降っている。
風もまぁまぁふいている。
けれど、
長靴を履いた私の足は駅までの道、
ルンルン♪と軽やかで、グレーの空も傘にあたる雨粒もキラキラしている。
(たしか、ご飯屋さんがあったはず、、、お土産もあるかな?)
完全にノープランで出てきたけれど、
(ま、なんとかなるか!)
で駅に着いた。
大阪市内をぐるりと周る環状線を約半周すると、
わずか15分ほどで目的地の「大正駅」だ。

電車の扉が開閉する時に、
「てぃんさぐの花」が鳴った。
昔、ゆいレールの発着で聴いた気がする。
もうたちまちに沖縄へきた気分だ、
駅のあちこちに沖縄を感じるデザインも施されている。


鉄道の高架下を歩くと、
夜には開くであろう飲み屋街。
その1角に現れたのは、
赤い瓦にシーサー。
石で作られた店先のオブジェ。
お店の奥から聴こえる三線の曲。
(沖縄到着〜!)
島の佇まいがそこにあった。
店先には沖縄フードのメニューがずらり。
(沖縄そば、タコライス、チャンプルーにブルーシールアイス!)
心が躍るじゃないか!
すぐにでも入りたい!
しかし、そんな気持ちを抑え、
私にはもう一つ行きたい場所があったのだ。
それは
「サンクス平尾」(平尾本通商店街)
という場所だ。

そこは、より沖縄感が色濃いと聞いていたので、行ってみたかったのだ。
大正駅から市バスでこれまた15分ほど。
降りて少し歩くと目の前に表れた
守礼門を彷彿とさせる入口!
シーサーに顔はめるやつ、
(顔出しパネル?)もあり。

観光気分はマックスになった。
(わー!沖縄の商店街感ー!)
お店のあちらこちらのシャッターには可愛いシーサーたちが描かれ、ムードを盛り上げてくれた。


しばらく歩き商店街の出口が近づくころ、沖縄の食材を販売するお店があったので是非とも入る。
島で当たり前に売られていたものが、当たり前に売られている。
それだけで感無量だった。
サーターアンダギーやヒラヤーチーの素と帰りに飲みたいバヤリースを買う。

そこで、お店の方にうっすら気になっていたことを聞いてみた。
「お店のシャッターけっこう閉まってたんですが、今日は商店街お休みの日ですか?」
すると、おじさんは言った。
「いやーいつもこんなもんやねー寂しいもんです」
そうかそうか、、どこも大変なんだな、、
哀愁ただようおじさんを背に店を出る。
その後
サーターアンダギーを食べ歩きたく追いで購入。
思いにふけていたからか傘を忘れて、またまた店に戻り。
3度「ありがとうございます」
を伝えて大正駅に戻った。
その頃にはお腹はペコペコで沖縄フードをいただくコンディションは整っていた。
高架下の沖縄へと戻り、
三枚肉そばとゴーヤチャンプルーをいただく。

店員さんのウチナーぐちと民謡のBGM。
(サイコーや!サイコーやー!)
と心で叫ぶ。
沖縄そばに、あの、島とうがらしを泡盛につけたやつをかけて味変してみたり、
五臓六腑しみ入るゴーヤのニガミ旨味の最後を噛みしめてみたり、
そうこうしている間に15時がすぎていた。
(そろそろ沖縄旅行から帰るとするか)
ちゃんとお土産も買えた。
子どもたちには今度、家で沖縄フードパーティーでもしよう。
そんなことを考えながら私の足取りは帰りも軽やかだった。
数日後、サンクス平尾に貼られていたマルシェの情報が気になり、調べると、
商店街の活性化を目指されていることを知った。近くの公園ではエイサー祭りなんかもあるそうだ。
なんだか良かったと思った。そして、またリトル沖縄へ旅行する予定ができたのでした。
ライター
パッチンくるり