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首里散歩 Vol.105 見えない境界線 2021年11月4日

夜は窓を開けたままにするか、少し迷うくらい気温が下がっています。
昼の太陽はまだ眩く、暑さを思いっきり楽しみたくなる季節なので、久しぶりにお友達親子を誘って遊びに出かけました。

夏休みも遊ぼうと言ったまま、結局諦めてしまったので、本当に何ヶ月ぶりでしょうか。
幼稚園の頃から一緒だった幼馴染ですが、少し会わないうちに、お互いにやるスポーツも変わってしまい、最近、バスケに夢中なお友達のお勧めで、初めて北谷の砂辺にある馬場公園に行ってきました。

馬場公園のある辺りは、外人住宅に囲まれていて、距離はそんなに遠くないのに、 いきなり外国の街に迷い込んだような、不思議な感じがしました。
その目新しい環境で、その場に居合わせた数年年上の子と、ワンオンワンで勝負するお友達の姿は、なんだかとても大人びて見えました。

公園のある砂辺はサーフィンやSUPのメッカと言われているそうで、ちょうどハロウィンの仮装をしている子供たちに混じって、ウェットスーツの大人たちが何人も通り過ぎて行きました。
そのウェットスーツの人たちの来る方向に向かうと、一面の砂浜が広がっていました!

駆け出す子供たち!
昔から恒例の砂浜遊びで、二人は以前と変わらない二人に戻り、あっという間に声の届かないところまで、海風と共に走り去って行きました。

もう、日差しが当たる場所にはとてもいられない!
私たちも、ジリジリと照りつけてくる太陽と、目の前のゴツゴツした地球に素足で触れて、しばらく近況を話しながら時間を過ごしました。

少し楽になった子育てと、少し余裕と自分らしさの出てきた私たち。
近いけれど遠かった、見えない境界線のあったこの場所で、 ずっと変わらない自分達を確認した、素敵な時間となりました。

ライター
首里石鹸 白鳥恵子