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首里散歩 Vol.130 感謝の気持ちを蓄えて 2022年5月19日

先日、7年ほど前に一緒に働いていた友人と、ランチを兼ねて久しぶりに会うことになった。
指を折って数えながら、「もう7年前か。」と、感慨深い。
職場が別々になったあとも何回か遊んでいたので、一緒に働いていた頃からそんなにも月日が流れていると感じなかった。

同い年で、実家も近所。
仕事帰りはわたしの車で一緒に帰ったり、休みの日には友人の自宅まで歩いて行って合流、栄町に飲みに行ったりしていた。地元だからとお互い手を抜いたファッションで行く。そんなラフさが心地よかったなあ、としみじみ思い出す。

久しぶりに会うと、近況報告やら、今ハマっているものの話題に。
ふたりとも最近、急激にハマっているものがあり、話す熱量がものすごくて、笑ったり、感動したり、感情が忙しいけど、それがとても楽しい。
美味しいものを食べながら、とても幸せな時間。

この日ふたりで一番共感したことは、「周りの目は気にしない。自分の好きなものは好きのままでいい!」
自分の機嫌が良くなる、幸福感を味わえるモノ、コトがある。

今まで、ハマっているモノがなかった生活を振り返ると、物足りなさがあったなと思う。
好きなものの話しをしているときの友人の目はキラキラしていて、必死に魅力を伝えようとしてくれる。
そんなにふうに輝きながら話す友人を見ていると、つられてわたしも笑顔になる。

すぐ近くにいたのに、大人になるまで知り合うことはなく、偶然、同じ場所で働くことになった仕事仲間が、今ではなんでも包み隠さず話せる、お互いの好きなものには「それ、いいね!」と尊重し理解しあえる、大好きな友人となった。

わたしは昔から人見知り、引っ込み思案な性格で、友人が多い方ではない。
だからこそ、ひとりひとりとの出会いに、たくさんの感謝の気持ちでいっぱいになる。
その感謝の気持ちのパワーを蓄えて、わたしは今日も頑張れる。

ライター
首里石鹸 玉城悠以奈