Vol.43 今のわたしに寄り添う、サンゴの恵み

20代30代のころ、週末の朝は決まって携帯の波情報サイトから始まっていた。
サーフィンをするためだ。

「今日どこがよさそう？」
「〇〇ポイント、頭（サイズ）あるっぽい。わたしのレベルだとちょっと厳しいかも…」
「じゃあ△△にしよ。今から出るね〜。」

そんなやり取りをしながら、眠い目をこすって温かいコーヒーを持ち、サーフボードを丁寧に車に積み出発。
向かうのは糸満スーサイド、北谷砂辺、宮城島、伊計島……その日の風向きと気分で決めた海。

日が昇る前の薄暗い空に、少しずつ光が差し込んでいくあの美しい瞬間。
朝の空気は風の影響が少なく、吸い込むと胸の奥がすっと澄んでいくような感覚があった。

海に着くころには、眠気もすっかり消えている。
自然と呼吸が整っていき、慌ただしい日常のスイッチがすっと切り替わるのがわかった。

足早に着替えて準備運動をしながら、実際の波の動きをチェックして入水。
誰かが「あ〜やっぱり海って気持ちいいね」とつぶやくと、みんなが同時にうなずく。
海に入ると、不思議と体の緊張がほどけていくのだ。

波待ちの間は、おしゃべりをしつつ、ちゃんと波のセットもウォッチしている…つもり。
でも、つい恋バナや「今日どこで朝ごはん食べる？」なんて話で盛り上がっていると、いい波が目の前で割れていくことも(笑)。

「今の行けたんじゃない〜？」と友達に笑われながら、またパドルバックして列に戻る。
そんなゆるさも含めて、海時間はいつも最高だった。

当時は足元に広がるサンゴなんて意識もせず、ただ透明な海の中に“当たり前”にあるものだと思っていた。

けれど今ふり返ると、あのサンゴがどれだけ沖縄の海の豊かさをつくり、わたしたちの暮らしを支えてきたのかに気づく。

年齢を重ねた今、あの頃のようにサーフィンをするわけでも、毎週海へ行くわけでもないけれど、自然に触れたときに心がほどけるあの感覚は、これからも大切にしていきたい。

そんなわたしの想いにそっと寄り添うように生まれたのが、今回の新しい薬用シャンプー＆トリートメントに配合した「与那国産天然化石サンゴのアパタイト」だ。

アパタイトは、長い年月をかけて化石化したサンゴから生まれた天然素材。
目に見えないほど細かな穴が無数にあり、余分な皮脂や汚れだけをやさしく吸着。
必要なうるおいは残したまま洗い上げてくれる“自然素材ならではの穏やかさ”は、どこか沖縄の海そのもの。

沖縄の海を育んできたサンゴの恵みが、今度はわたしたちの「今日の自分」を整えてくれる存在になる——。
そう思うと、自然とともに過ごしたあの日の時間がふっと蘇り、背中をそっと押してくれるような気がした。

忙しさに追われる毎日。
だからこそ、シャンプーする数分だけでも深呼吸できる時間になればうれしい。
指先で頭皮をほぐすように洗うと、あの海で感じた“心がほどける感覚”が、少しだけ戻ってくるように感じる。

沖縄の自然に敬意をこめて。
サンゴの恵みとともに、今日のわたしをやさしく整えるひとときを。

首里石鹸　大城なつき

薬用デオドラント成分配合で、気になる頭皮のニオイを元からすっきり洗浄。与那国産天然化石サンゴ由来のアパタイトをはじめ、10種の沖縄美容成分が頭皮環境を整え、健やかな髪へ導きます。
トリートメントを併用すれば、乾かした後もパサつかず、毛先までまとまりのあるツヤ髪が続きます。

対象商品の中からお好きな商品を選び、自分だけのセットが作れるキャンペーン。
オンラインショップでは、3個セットから15個セットまでご用意しており、個数が多くなると共に、1個当たりの金額が安くなるお得なセットです。

この機会に、ぜひ自分自身へのご褒美や大切な方への贈り物にご検討いただけますと幸いです。

Blog