母と高知へ弾丸旅行をした。
旅行好きの先輩たちがこぞって「高知の鰹のたたきを食べた方がいい」と言っていたので前から気になっていて、鰹好きな母と一泊の夏旅を計画した。

飛行機の窓から見える高知の山々の美しさに見惚れながらのランディング。1時間後に到着する母の便を空港内でゆっくり待った。高知空港に着いた瞬間に感じたのが軽い空気とそれに揺れる椰子の木。南国市という地名があることから観光施策として植えられたらしい。

母の便はプロペラ機で到着。「揺れるヤシの木とプロペラ機なんてまるで与那国みたい。(母は与那国出身)」と、そんな母も飛行機から降りる時に美しい山々を眺めていた。

市内へ出るためのバスの中。新鮮な黄緑色の田んぼやその後ろの山を見ながらも久しぶりの母娘旅行はマシンガントークでスタート。市内の駅近くでレンタカーを借りてお目当ての鰹のたたきをランチで食べた。自ら串にささった鰹の柵を藁の火の中で転がして、出来立てをザクザクきったもの。確かに美味しかった。

腹ごなしには仁淀川へ。山へ入るとすぐに川が迎えてくれ、それに導かれるような形で目的のキャンプ地まで走った。傍の仁淀川は幅を変えながら大きな河原やそこからの水を引いた小さな田んぼを並べてくれていて、どれも綺麗に整頓された見事な景色だった。
ここで少しのハプニング。お互いが予約していると勘違いして、予定していたカヤックの予約をしていないという痛恨のミス。
思わず2人とも謝り合ったが、今となってはなんだかすごく滑稽な旅のスパイスになった。結局着いた先ではただ仁淀の清流と戯れたが意外とこの方がシンプルに癒された。水のツンとするつめたさ、静けさ、流れる音を堪能。本当に感じたかったことは全て感じられたから大満足だった。

市内のヤシの木は高知の豊かな日照のおかげで異様なまで背が高かった。市街地にヤシが生えているとなんだか沖縄の国際通りにいるよう。旅の終始すごく親近感を感じたし、旅に行っても心のどこかで沖縄を探しているのかもしれないと思った。それは新しい土地に行く度に考えることで、置き換えて考えることで自分にとってのコンフォートゾーンとして理解しようとしているのかも。そうして比べることで自分にとって新しい好きなものを探すきっかけにもなるしね。

高知の初夏の風は私を優しく励まし、まさかの最近帰れてない沖縄を感じることもでき、すごくリラックスした旅だった。
首里石鹸 池田まお