引っ越しをする中で、荷物を梱包する際に悩むものがある。
それは本。

読書が趣味といえるほど読んでいるかはわからないけれど、家の中に結構本がたまってしまう。
数年前の引っ越し準備の時、手元に置く本を精選することにした。
でも、本を購入するときには必要だと思って購入するわけだから、ほとんどが梱包対象だ。そうなってくると全然本棚の収拾がつかなくなる。と、考えたとき利用するようになったのが、引っ越し先等の市町村立図書館。
市町村立図書館は、それぞれに個性があって借りるのもよし、館内で読むのもよし、そして、家の本棚がすっきりするというなかなかの強者な存在と気づいた。
それどころか、興味がある写真集など値が張り購入を躊躇していた本を取り寄せてくれたりするのだから、ほんとうにありがたい限り。
また館内で読書する際、窓から見える景色が素晴らしい。

サトウキビ畑が目の前に広がる図書館。ヤシの木と海が広がる図書館。庭の涼しげな木漏れ日が広がる図書館。もっと早く図書館の魅力に気づいていたらなぁ。
図書館を利用するようになって、本棚もずいぶんすっきりしてきた。それだけでなくこれまで手にすることのなかったジャンルの本も手にするようになり、読書の幅が広がったように思う。

また、館内で景色を楽しみながら読書をする時など、
「貸し切り状態なんてもったいないなぁ。もっとたくさんの人が利用したらいいのに…。」
と考えたりもする。本に囲まれ、いろいろな背表紙を眺めながら歩き、そして景色を楽しむ。
それだけでどこか気持ちのいいものだ。
10月に入るとさすがに沖縄の空も、ずいぶん高くなり気持ちよい風も吹いてくる。心のリラックスに図書館に訪れてみるのはいかがだろうか。

私はこれからの季節、図書館の時間を満喫しつつ、家ではひざ掛け代わりに愛犬を膝に乗せ、読書することが楽しみでならない。
ライター
大城くいじなう