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首里の香り Vol.5 彼女の好きな花。

小さいころから男の子以上にやんちゃだった私をハラハラしながら見守ってくれ、元気がない時には必ず側にきて、何も言わずそっと手を繋いでくれた優しい彼女は、「友達」よりも「家族」という言葉がしっくりくる。

彼女と走り回った石畳と首里からの街並み

成人後も、大事なタイミングにはなんとなくお互い連絡をとり、一緒に泣き、笑い、時に喧嘩もし、色んな事をたくさん話して、中々会えない時も、“彼女も同じように頑張っている!”と思うと、“私だけ、立ち止まっていられない!”と、また頑張る勇気をもらっていた。

そんな彼女から、金曜日の仕事終わりに「最近どう?話したい事があるから、近々会える?」と連絡が入ったとき、なぜだかわからないけれど直感で、「結婚」の二文字が浮かんだ。

彼女は以前からずっと遠距離をしている彼氏がおり、
ちょっと前に「今度、彼が久しぶりに遊びに来るんだ~♪」と嬉しそうにLINEがきていた。それに、「よかったね!時間あったら、一緒にご飯行こ~!!」と返したばかりだったから、なんとなく連絡がきた時は、“あ、決まったんだな。”と、そう思えた。

ちょっといいホテルのランチに行き、一通り会話とお腹が満たされた後、赤く染まった頬を抑えながら、「実は…結婚が決まりました!」と話す彼女に、「おめでとう!!」と笑顔でこたえ、珍しい彼女の惚気に笑顔で相槌をうつ。

ランチの後に綺麗なお庭をゆったりと散歩していると、彼女の好きなブーゲンビリアの花が咲いていた。二人で写真を撮りながら話していると、ふいに「私が沖縄から出るとは思わなかったな~。」と呟く声が聞こえ、顔をむけると、少し潤んだ瞳でブーゲンビリアを見つめる彼女がいる。

小学校で出会ってから、いつもそばにいてくれた彼女の手を今度は私が握り、
「大丈夫よ~!また!?って思うくらい、しょっちゅう遊びに行くから!!」と声をかける。

泣き笑いで「…絶対、遊びに来てよ!!」と返す彼女の背後で揺れるブーゲンビリアが、今までで見た中で一番鮮やかにみえた。

首里石鹸 中里ゆきこ

スキンオードパルファム Kanpu -かんぷー に込めた想い

「かんぷーしてぇ」と母にせがむ子供。「髪をむすんで」という意味だが、もとは琉球王府時代の男子の高く結い上げた髷のことを指した。 可愛らしい言葉の響きと、親から子へ、子から孫へと確実に伝わっているのを実感できる数少ない島言葉でもある。

ブーゲンビリアの花言葉と香り
ブーゲンビリアの花言葉「あなたは魅力に溢れている」。この花の色と香りと在り方は、その対象物を魅力的に、そして力強く映す。 使う人を魅力に溢れさせる甘く麗しい香り。それが首里石鹸のブーゲンビリアの香りです。

スキンオードパルファム Kanpu -かんぷー-

スキンオードパルファム Kanpu -かんぷー -(14ml)
通常価格 2,618円 (税込)
スキンオードパルファム Kanpu -かんぷー -(40ml)
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