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首里散歩 Vol.172 わたしはこれがいい。2022年12月12日

最近、沖縄もようやく寒くなってきた。温かいものを飲みながら出掛けたい気分。
ドライブスルーでホットドリンクを頼み、目的地の本屋さんへ行く道中でからだを温めようと決めて、車に乗り込むと、“ むわっ… ” 車内は暑かった。
その瞬間、ホットドリンクという選択肢はすぐに消え去り、いつものフラペチーノを飲むことにした。

今日は目的の本屋さんへ行くということ、今日はと言っても最近の休みは、だいたい本屋さんへ行くことが多い。

大好きな作家さんがいて、まだ手にしていない本があったので、それを探しに行くため。だけど、どこの本屋さんに行ってもなかなか見つからない…。

各出版社の文庫本コーナーを片っ端から、顔をグッ・・と本棚に近づけて、作家名で探す。

こんなことをするより、店員さんに、探している本のお取り扱いがあるか聞いた方が当たり前に早い。

そんなことはわかっているけれど、わたしは自分で探して見つけるのが好き。そもそも取り扱いがなければ、不毛な時間となるのだけれど…。

他の理由としては、店員さんに聞くのが恥ずかしい。それもちょっとある。

結局、毎週のお休みの日に違う本屋さんに行って、探しては見つからずの繰り返し。
「今、あの本が読みたい!」と、毎回、気持ちが昂った状態で行くので、欲しい本と出会えなかった日の帰り道は、不完全燃焼。

ネットで買うこともあったけど、やっぱり本屋さんで本棚の中から見つけるのが好き。
ズラーっと並んだたくさんの本。もしかしたら、こんなところに紛れているのかも。と、目的の『か行』以外のところも、しっかり、くまなく探す。そして、探していた名前がポツン。とある、あの感じ。「あった!!」と思わず歓喜の声が出る。

「ああ、早く帰って読みたいな。」

すっかり忘れていた家事を思い出して少しガックリきたけれど、“ご褒美に大好きな本を読む”。そう思うと頑張れそうだ。

ライター
首里石鹸 玉城悠以奈

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